055 悟りに導く真理 (仏教)

 

日本という国は特殊な風土で培われてきた国民性であります。

国家としての国体が継承されて約三千年の年月が流れております。

その間に世界情勢は目紛しく変わり、小さな文明国が生まれたり消滅したり、大きな国の政治形態が変化したり、数々の戦乱で国が併合されたり分断されたり…。

世界の歴史を紐解けば、一国の栄枯盛衰は世の常となっています。

しかしそうした世界情勢の中で唯一日本だけが、単独の国家として約三千年もの年月を存続させてきたのです。

日本の歴史上でも数々の政争があり数多の戦乱が起こりましたが、日本という国は未だかつて一度も消滅したことがないのです。

外来から多くの文化や様式が渡来して日本の社会に浸透しても、根本的な国家としての系統は守られてきたのであります。

いったい誰が日本の伝統を護ってきたのか…。

何故に国体が維持継続されてきたのか…。

こうした神秘を日本人である貴方たちこそ魂の奥底から実観しなければならないのです。

世界には様々な宗教が存在しますが、日本にも古来から培われた独自の宗教が存在します。

宗教の在り方は国家存続に大きな影響を与えてまいりました。

この宗教観の違いで争い合った末に、国そのものが消滅してしまった世界史が多く残されています。

それだけ宗教が人類に与える影響は強いと言うことでしょう。

世界的宗教の一つに仏教があります。

インドの地で悟りを開かれた釈尊が残された教理は、全ての人間を悟りに導く真理として様々な経典が世界中に伝えられたのです。

その教えは日本にも伝来して広く浸透したのであります。

人間の本来の魂には生まれながらのカースト制も士農工商の序列もなく、個人の努力と才覚で真なる悟りを得られる道がある…。

その正道を辿るために世俗の慣習を断ち切って、仏道修行に身を投じた方々も多かったのでしょう。

人の幸せは俗世の序列にある訳ではなく、魂の本質を磨いて御仏の心を取り戻すことで、本当の幸せを実観することが出来ると言うことです。

身に纏った装飾(見栄や粋狂)を一つずつ解き放つことが御仏の道であります。

仏教には日本古来の古神道に共通するものが多く、日本神道の禊祓いは仏教真理の八正道とほぼ同じ内容の教えであります。

そのため聖徳太子は進んで仏教を取り入れたのです。

 

 

 

39 霊性開示 【新創世記編】