066 民主主義の末路

 

民主主義の歴史は古く、古代ギリシャには既に民衆により議会政治が行なわれておりました。

当時のギリシャには心の造詣を深める哲人が多く、哲学を学ぶ私塾なども流行っていた時代であります。

哲学は正しい人間観を模索して精神レベルを底上げしながら、優れた常識人による哲人政治を目指したのです。

地上の民意は各時代背景に大きく作用されて、社会に通づる一般教養も変化するものであります。

そうなると一時代に徳者が多く居るか居ないかで時代精神の高低が分かれてまいります。

偉人が多い時代は進化発展も加速するのです。

アセッションが叫ばれた21世紀も多くの偉人が活躍するでありましょう。

それを現代人は日常的に見る機会が多くなるでしょう。

これを逆算すれば、偉人が多く輩出される時代は大変革期に当たります。

地上の民意が低下して人心荒廃した社会通念を変革する目的で、多くの光明の天使たちは地上に降臨するのであります。

非常識な似非常識人が国の大半を占めるなら、そこに行われる民衆政治は大多数の非常識人間による数の倫理で我儘を押し通す政治が横行するのです。

多数派は常に強権を発動して烏合の総意を盾に、少数派を常に弱者扱いするでありましょう。

主権を民意に委ねた民主主義は、人徳を湛えた心の正しい常識人が大多数を占めていることが、民主主義の最低条件でなければならないのです。

すると学術的な学びも大切ではあるが、人間としての品格を学ぶことも重要な課題であるはずです。

個人の利得ばかりを追求する者に学術的知識のみを与えたなら、彼らは自己都合行使の為のアイテムとしてのみ知識を扱うようになります。

人徳が何であるかさえ知らないまま(知ろうともしないまま)得手勝手に生きてきた大人たちが、程度の低い民衆政治を未だに引き摺っているのです。

このまま行けば民主主義の末路は人的バブル崩壊を招きます。

自由と自由の相克は、程度の低い民意の場合は、整合性の無い混沌社会を作り出すのであります。

今のままでは民主主義は人類を破滅に向かわせるでしょう。

要するに民意の薄れた人間は追い込まれると共食いを始めるということです。

此処が数の多い方を民意(総意)とする民主主義の致命的な欠陥であり、迷妄者たちの暴走すら止められない恐怖であります。

 

 

 

39 霊性開示 【新創世記編】