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070 組織票は隷属数 |
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今一つ不思議な風潮が政治の世界に残されています。 それは政党を支える組織票の存在であります。 組織票の正体を分析すれば、その票の過半数が義理や強要であることが見え隠れしています。 企業の業績に直結する政党を経営陣が選択することは致し方ないのでしょう。 会社の存続の為に都合の良い政党を選ぶと言うことは何を意味しているのか…。 其処には選挙で票を投ずる政治家の人格など関係がないと言うことです。 とある政党が過半数を維持していれば、当社は安泰だと思う選挙の在り方が本当に正しいのでしょうか…。 こうした利己的な経営陣の自己保身の為に、多くの社員は大切な選挙権(一票)を投ずることを暗黙の了解で義務付けられるのです。 会社の運営は政治の法案可決によって業績が上下するから〇〇党に票を入れよと迫ってくる。 貴方が勤める会社の業績が落ちれば貴方自身が働く場所を無くすことになる…と迫ってくる。 そうなると給金は手に入らず家庭の生活も困るであろう…と畳み掛けてくる。 かくして立場の弱い社員は経営陣が後押しする政党に、大切な一票を投ずる以外に選択肢が無いような錯覚に陥るのであります。 このような仕組みで集められた組織票を利用している政党は擁立する人の徳性など関与せず、むしろ政党存続の為に従順な候補者を選ぶことになるのです。 こうして資本主義社会は政治家の質(品格)を選挙の度に落としてきたのが現状であります。 経済至上主義に於ける組織票は隷属数である。 これは法制度として民主主義を信奉しながら、国民投票の自由選択を権力で縛る奴隷票となっているのです。 日本の政治の品位を落としてきた組織票を見直さない限り、本当に優秀な徳者(人格者)が政治の要衝に立つことは難しいでありましょう。 選挙を戦国時代の国取物語の如く扱うマスコミの報道も自制しなければならない。 未来社会の有能な若者たちは知っています。 自社存続の為に最もマスメディアを利用していたのはマスコミ各社であることを…。 21世紀前半までは政局の迷妄期であったと言うことを…。 未来の輝ける人材たちは正しい人徳を学んだが故に、冷静な慧眼で過去(21世紀前半)の政治混迷期を見渡しているのであります。 |