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079 不可思議な年金制度 |
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今一つ不思議な制度と成りつつあるのが年金制度であります。 年金は長らく国の為に働いて致だいた人の老後の生活を支える為に作られた制度です。 しかも現役時代に給料の一部を個人で公庫に積み立てた言わば身銭でもあります。 定年後の生活を保証する為に始められた年金制度でありながら、現行の支給額では現在のライフスタイルを老後に続けて行けない状況に成りつつあります。 そのため大方の人は定年後も仕事を続け、年金のみでは足りない生活費を自ら稼ぐと言う状況になっております。 しかも年金支給年齢と定年退職年齢にズレがあり、結局は収入を減らしてでも定年後も会社に残って(或いは転職して)生活費を稼がなければならない。 今一度繰り返しますが、年金は長らく国の為に働いて致だいた人の老後の生活を支える為に作られた制度です。 老後の生活を支える為に作られた筈の年金制度が、大方の人々の老後の生活を苦しめる制度として現存しているのです。 更に現在の政治家たちは国の予算(年金支給の為の財源)が足りないことを理由に、年金支給年齢を徐々に先延ばしする法案を国会で通しました。 年金支給年齢を先延ばしするなら、定年退職年齢も先延ばしするべきであります。 それをしないまま年金支給年齢だけ先延ばしする現行の制度は、もはや国民の老後の生活を保証する制度ではなく、国民の老後の生活を敢えて困窮に追い込む悪制度になっています。 こうした状況を随分前から知っていながら、その対策として施工した制度が年金支給年齢の先延ばしであるとは…。 これは現在の政治家に学徳も人徳も足りない事実を物語っています。 現代人は健康な人が増えて平均寿命も延びつつありますが、これは食料事情や医療革新の賜物であります。 つまり現代人が老後の生活を安心して長生きする為には、其れ相応の食費や医療費が必要不可欠である。 こうした状況下で悲しいかな老後破産に追い込まれる人も出ています。 現在の日本の制度は老人には過酷なサバイバルに成りつつあるのです。 こうした悪政を改められる政治家は一人も居ないのが、21世紀初頭の政治家の現状であります。 国民の多くは無策無能の政治家を尻目に日々忍耐強く生きております。 バブル崩壊後の後始末に半生を費やした功労者たちの老後が忍耐の日々では誠に痛ましい限りであります。 現行制度では良き政治家が育つ筈もなく、今後の国政も混乱が続くでありましょう。 もはや次代の救世主たちが育ってくることを期待するのみであります。 世界が混乱している本当の意味を知らず(知ろうともせず)、小手先の露払いさえままならない現代人の精神状態は間違いなく破壊破滅に向かっております。 その事実に気付く人も少なく、自我我欲を人間らしさと勘違いしている多くの衆生は、今後も無能な政治家に対して、未来を託した大切な票を入れ続けるのでありましょうか…。 |