085 実験理論は今見証

 

技術革新の為に日々行われる研究や実験は、人類の未来社会の発展繁栄に役立つ法則性を発見するものであります。

この法則性に普遍性が見い出されたなら、そこに大きな産業革命が興るのです。

そのため大きな企業体は研究部門を持ち、多額の研究費を先行投資して時代を先取りせんと努力するのである。

この先行投資が惜しいと思う経営者には社員への愛情が薄い経営者であり、顧客となる社会に対する感謝の念も薄い経営者であります。

研究開発で行われる実験に携わる人間は、正に未来の社運を賭けて、社内の同朋たちの大きな期待を背負って研究開発に取り組むのです。

そのため研究費を無駄に浪費しないよう管理する優秀な人材も必要となります。

しかし研究員も同じ人間です。

個人的な感覚もあり感情の起伏もある。

生まれや育ちに応じた偏見もあり、現在只今の環境や境遇に応じた性格もあります。

様々な心の傾向性を有した人々が同じ研究開発に取り組む場合は、実験結果に人間関係が反映されても不思議ではありません。

こうした人的背景を鑑みれば、研究開発に携わる方々の人選から、既に科学的アプローチは始まっていると言うことであります。

科学とは現在只今の実験見証に他ならず、それは過去でも未来でも無いのです。

過去のデーターは全て貴重な記録となり、仮説は未来への道標となりますが、現在只今の研究開発は何処まで行っても今見証に過ぎないのであります。

条件がズレれば違う結果が現れる。

やはり三相応(人・時・所)が揃わないと全く同じ結果は有り得ないのです。

時間は刻々と進み、時代は底上げされて、日進月歩に技術革新も行われ、研究開発の手段方法も改善されるでしょう。

それでも実験結果は今見証であります。

この現在只今の実験結果をデーター化して、その貴重な記録に対面しながら奥深い真理を掴み取るのが高徳者たちの天職になります。

真相を深く読み解く能力は、人格の高下で様々な相違が現れるのです。

高徳者たちは自我を薄めて純粋な成果を導き出すことが出来ます。

しかし我欲に囚われる迷妄者は自己都合を優先した研究結果を捏造し兼ねない…。

此処にも研究開発に取り組む人間の志が、自分の為であるのか、人のため社会のため…であるのか、この志の違いが今見証に如実に現れるのであります。

 

 

 

39 霊性開示 【新創世記編】