092 過てる価値観

 

人間が最も大切にしなければならないものは生命であります。

地上世界で生きることは万民に与えられた貴重な機会である。

生きるということを諦めてはならない。

それは地上人間には生きるということが常に死を前提とした選択肢であるからです。

全ての人間の肉体生命には寿命があります。

何時かは誰にでも必ず訪れる終焉を乞い求めることは、御祖神(創造主)に対する不遜な冒涜である。

大神は常に人間と供に生きておられるのです。

本当のことを言えば、大神の生かす生命力で人間は生かされ満たされているのです。

ましてや永遠なる命を転生輪廻を通して約束されている…。

現在只今の人生は正に一期一会の尊い経験であります。

しかし歪んだ精神に傾倒する現代人が最も大切にしているものは生命ではなくプライドです。

しかも自我尊重の利己的なプライド(自尊心)であります。

これは心に神の子の自覚を見失ったものが、自惚れや驕り高ぶりで魂の質を貶めた迷妄者の憐れな醜態であるのです。

何十億もの人間が地上世界に犇めいているけれども、最低限の尊厳である生きる自由さえままならない人々も存在するのです。

明日をも知れぬ大病と日々闘っている人々も存在します。

大災害に襲われて全てを失った方々も存在します。

心ない指導者たちの暴走で戦時下に置かれ、日々恐怖と供に生きざる負えない人々も実際に居るのです。

自分の思い通りにならないからと二言目には死を口にすることが、どれほど情けない姿であるかを猛省(大反省)しなければならない。

そうして今一度、脚下照顧して足元を固めながら人生の意義を取り戻して致だきたい。

諦めは失望怠惰に繋がっているが、憧れは希望勇気に繋がっている。

愚痴や不平不満が多くなってきたなら尚更の事、努めて威儀を正して手を合わせ、神に祈り懺悔しながら神の子の自覚を取り戻すべきであります。

人間は自由意思を履き違えてはならないのです。

思い通りの我儘行使は自由意思ではないのです。

この事実を地上世界に悟らせる為に天変地異は起きているのである。

本来の優しさを取り戻しなさいと促されているのである。

助け合い励まし合うことを躊躇する心には、邪まな自尊心が本来の愛情を曇らせている状態であります。

人類は今まさに真実の愛ありや否やを試されているのです。

現代のスフィンクスの謎解きは傲慢と謙虚である。

傲慢は自我優先の利己的思考(自己中心)であるが、謙虚は愛情優先の統合的意識(他者配慮)であります。

 

 

 

39 霊性開示 【新創世記編】