104 理想は陽・現実は陰

 

実相世界が光源であり、霊的世界がフィルムであり、現象世界が投影であると語られてまいりました。

これは善悪両面に作用する心の法則(因果の理法)であります。

総ての原因は心魂にあると言うことです。

しかし総ての原因が心魂にあるからこそ、その心を改めれば現実の苦難は必ず改善します。

また魂の傾向性を良き方向に軌道修正すれば、魂の傾向性が映し出していた現実の困難も必ず改善へと向かいます。

根本原因にメスを入れない限り、悪しき境遇は完治しない。

元データーがあるからこそ、そのデーターは無数にコピーが出来ると言うことです。

こうした心の法則の相関関係は、そのまま善事にも通用する真理でありまして、心の中に正しい魂が実在するからこそ、たとえ目先の失敗挫折が重なっても、本人が諦めず努力精進を続ければ、何時かは必ず善なる魂の傾向性が自己展開するのであります。

そのため魂の傾向性に良き理想を掲げて、その夢(理想)を追い求め続ければ、運命の歯車は徐々に理想側(正しい方向)に回転し始めるのです。

その理想が映像のフィルムとなって現実のスクリーンに善事を映し出すのです。

つまり理想は常に陽極にあって先走り、現実は常に陰極にあって良き光(夢)を受け止めることになる。

この場合に理想を足止めするような苦難困難が先に現れてくるのです。

これは俗にケミカライゼーション(悪しき心の自壊作用)が始まった証拠であり、理想を実現する際に(理想に光を照らすことで)足止めとなる不安や恐怖が浮き彫りになるのです。

しかしこの不安や恐怖が浮き彫りになることで、それらの苦難困難の向こう側に正しい理想が実在することを実証する道標となります。

こうしたことから高い理想を心に抱いたなら自発的に苦難困難と戯れる覚悟が必要になります。

その障害(苦難困難)を乗り越える度に精神は強化され、心魂は忍耐力を鍛えられるのです。

そうして理想を実現する頃には、その理想を現実として受け止めるだけの人格が備わり、少々の荒波(障害)に屈することのない徳性が磨かれているのであります。

貴方も運命に背を向けることなく、むしろ自らの運命に努めて立ち向かって、その運命の奥底に隠れている真実の夢(理想)を掘り起こして致だきたい。

その際に必要なものは明るい希望を持つことである。

何度でも立ち向かう勇気を心に抱くことである。

もしも貴方が希望も勇気も湧かないと嘆くならば、おそらく其処には愛の想いが足りないからであります。

希望と勇気の根幹にあるものこそ愛に他なりません。

 

 

 

39 霊性開示 【新創世記編】