105 夢は雛形・現は多面

 

貴方は何のために生まれたのか…。

貴方は何のために生きているのか。

総ての人間の魂の奥底に、この解答が隠し持たれています。

解答(何のために)は、或る人は魂の浅い部分にあり、また或る人は魂の深い部分にあったりします。

その本当の解答を掘り起こすことが人生でもある。

しかし解答(何のために)を掘り起こすだけでは宿業(カルマ)の刈り取りで人生が終わってしまいます。

この場合、続きは来世に持ち越すことになるでしょう。

それでも今世中に本当の解答を掘り起こすことに成功すれば、残りの余生は解答の通りの人生を自発的に生きることになります。

つまり転生輪廻の意味合いは、本来の解答(何のために)を見い出した時点が本当のスタートラインに立つ時であります。

それまでの人生は準備期間であったと心の底から理解するでしょう。

そこに辿り着くまでに関わりを持った全ての人々、物事、複雑な感覚感情が悉く報われることになります。

これは当人の魂に具わる想念帯を霊的に観れば、準備期間では様々な記憶が意味内容なりの色合いを見せていたものが、運命のスタートラインに立った時点からは黄金色の光を放つようになるのです。

こうした真実の夢(理想)こそ、縦横無尽なる展開を見せるのであります。

貴方の夢が深い部分で始まった理想であれば、その深さなりの広がりで現象世界に理想の実現を果たすでしょう。

貴方の夢が浅い部分で始まった理想であれば、浅いなりの広がりでしか現象世界に理想の実現は果たせないのです。

本来の夢は雛形であります。

高邁な理想であるなら、より多くの人々の心に確かに届くのです。

現象世界は個別分断化した物理の世界であり、個性の数だけの多面性を見せる物質世界である。

見た目の特質は様々に違うでありましょうが、根源的ルーツを辿れば、たった一つの雛形(真理)に至るのであります。

どうか貴方も高邁な理想を描いて下さい…。

自分一人だけが助かる為の思考回路では、自分一人さえも救えない人生になります。

高邁な理想には他者への愛が必要であります。

その愛が隣人愛となり、普遍なる愛となり、魂の結びとなってこそ理想は限りなく高まり、愛の想いは果てしなく深まるのです。

21世紀に生きる皆さんは、自我と大我の違いを痛いほど思い知らされるでしょう。

激しく襲い掛かる天変地異の最中で自我は自分一人さえ救えないが、大我は多くの同朋たちの命を救うことが出来る…。

この違いは冒頭の解答(何のために)を見い出したか見い出せないかの違いでもあるのです。

 

 

 

39 霊性開示 【新創世記編】