004 多角心理 (万物の霊長としての尊厳) |
皆さんが住む現象世界は三次元世界であります。 三次元は縦・横の平面に高さが加わった立面の世界です。 つまり立体的な空間の中に人間社会は存在しているのです。 それにも関わらず未だに一次元意識(自我認識)のままで生きている人が現代人には多く、二次元意識(相対認識)のまま生きている人も現代人には多いのです。 三次元世界は組成化の社会であり、組織化の社会である。 一次元意識(自我認識)だけでは自分勝手な我儘が多く、社会(組成化・組織化)の中では寧ろ個別意識(分断化・破壊化)の動きをしてしまいます。 二次元意識(相対認識)だけでは平等観念(損得感情)ばかりが先走って、社会(組成化・組織化)の中では寧ろ固定観念(固着化・形式化)の動きをしてしまいます。 今一度繰り返しますが、皆さんが住む社会(地上世界)は三次元世界であります。 本来の地上世界は三次元でありながら、一次元意識の人間が得手勝手な振る舞いで社会を混乱に陥し入れ、二次元意識の人間が我田引水的な仕来りに拘って自己保身に身を沈めているのです。 こうした観点で現代社会を見回したなら、現代人の意識レベル(次元段階)が如何に低いかが解ってまいります。 また此処で繰り返しますが、皆さんが住む現象世界は三次元世界であります。 三次元意識の人間は多角的な心理が読み取れる魂段階でなければならない。 夫々の立場を理解した上で、共に生かし合い助け合う人々が秩序と調和を実現することが、三次元社会の正しい世界観であります。 自己反省を通して自分の性質を自覚した者が、相対的な人間関係を現状把握して建設的な社会を構築することこそ、本来の地上世界の住人である三次元意識の人間であります。 現代の政治経済が迷走している背景には、低レベル意識のまま遣りたい放題したい放題の我儘を押し通す人間が、今だ政治経済の中枢に多く存在していると言うことです。 現代の社会情勢に事件事故が頻発する背景には、常に自我意識を優先する迷妄者たちが、低レベル意識のまま搾取や略奪を繰り返している迷妄人間となって、今だ社会秩序を蝕んでいると言うことです。 これは知能ある人間としては悲しい現実なのです。 これは心魂ある人間として恥ずべきことなのです。 人間は心を動物化してはならない。 邪なプライドは必要がないが、万物の霊長としての尊厳(プライド)まで捨ててはならないのです。 三次元世界の住人は、正しく三次元意識の人間であるべきなのです。 |