009 太源実相 (幽の幽なる独神(ひとりがみ)) |
七次元意識は言わずと知れた菩薩の境地であり、自らの基礎研鑽を忘れず怠らず、時代の迷妄を切り開いて黙々と生きる救導神の心境であります。 たった一人で時代の荒波に立ち向かい、死をも恐れぬ強き意志にて使命役割を遂行する光明の大天使です。 おそらく一千万人に一人の確率で地上世界に生誕しています。 そうして殆どの救導神(光明の大天使)は其の広範囲な地域の時代精神となって、輝ける未来への道標を残されるでありましょう。 その七次元意識(光明の大天使)が更に魂心境を高め深めたなら、八次元意識(光導神)の境地に達するのであります。 もう此処まで魂心境が至ると人間的な存在感が観じられなくなります。 彼らは名実共に神の光明そのものであり、その光明そのものが神体となって無尽蔵なる救済の使命を行使するのです。 もはや存在理由そのものが光明(人類救済)となっている。 彼が語れば光明が放射し、彼が動けば宇宙が共に動くのであります。 八次元世界は人智を超越した実相世界と言われております。 実相世界は総ての源であり全ての雛型であります。 真善美の根源であり、生命誕生の根本ルーツでもあります。 総ての生命は一つ残らず、気が遠くなるほどの過去の記憶の彼方では、実相世界から枝岐れた個生命体(神の子・光の子)であります。 永い長い転生輪廻の果てに、実相世界の記憶を忘れ掛けている人々が多いけれども、八次元意識の光導神は常に実相意識そのもので実在されるのです。 日本の神話に登場する造化三神を始めとして、幽の幽なる独神(ひとりがみ)と書き記された実体を持たない高級神霊は、実相世界の大神を説明したものなのです。 こうした八次元意識の大神霊は、歴史の大転換期にしか地上に光臨されません。 一文化一時代に一人の確率で地上世界に生誕して、未曾有な大混乱を軌道修正する為の天命を生きるのが、八次元意識を魂心境に宿した現人神(あらひとがみ)の存在理由であります。 常人には考えられない発想と着想を持ち、数々の奇跡を伴いながら人生を送ります。 しかし灯台下暗しで、現人神に近付けば近付くほど偉大性は見えなくなるのです。 それは台風の目の如く、荒れ狂う嵐の中であっても、彼の周囲には強大な守護神や数多の強力な護衛神が光明を放っているため、平安な環境が自然に展開しているのです。 恐らくは強き信仰心が無ければ現人神の存在にすら気付かないでありましょう。 |