020 個体 (地上に降りた光明の天使たちの潔い人生道) |
自己確立に於いて大切なことは、何のために生まれ、何ゆえに生きているのか…を正しく知ることであります。 この場合の知ることとは悟ることである。 知ると言うことと悟ると言うことは覚悟に於いても天地ほどの違いがあります。 地上世界に生まれた訳を、人間社会に生きている理由を、一人の人間として正確に悟らなければならないのです。 個生命として肉体を纏った意味を、シッカリと悟らなければならないのです。 この小悟(個我の悟り)を心の手で掴むことで新たな人生展開を迎えるのです。 そうして小悟(個我の悟り)の積み重ねが、やがて訪れる中悟(相対の悟り)に繋がり、行き着く先は大悟(総体の悟り)であります。 もちろん悟りには終わりが有りません。 果てなき道程であるからこそ人間家業(転生輪廻)は永遠に続くのであります。 この果てなき永遠の中で、小さな小さな自分を見い出した時に、余りにも大きな存在を目の当たりにして、言葉も気力も失ってしまう人が殆どなのです。 しかし魂の賢者たちは違う感性を持っています。 小さな小さな命であるからこそ、無数に進化発展の余地が残されているからこそ、喜びも生き甲斐も遣り甲斐も永遠に無数に得られると言うことである。 その為には個体としての自己存在を正確に掴むことが大切であります。 己れの存在意義を悟るものは、生き方に於いても遣り方に於いても、綿密な慎重さを貫くでありましょう。 だからこそ小さな一歩(努力)を淡々と積み重ぬることが出来るのです。 些細な一挙手一投足を地道に続けることが出来るのです。 その努力の余地は無限である。 果てなき魂の歩みは永遠である。 自分というものを正しく把握する者に停滞は無い…。 何時までも微温湯に浸っている暇は無い…。 愚図愚図と不平不満を並べている場合では無い…ということを、魂の賢者たちは心の深い部分で悟っているのであります。 こうした正しい自己確立を日々淡々と繰り返し、正しい基礎研鑽として日々営々と積み重ねて、そうした努力精進が貴方そのものとなるような人生を貫いて致だきたい。 これが地上に降りた光明の天使たちの潔い人生道であります。 |