033 常念 (現代人の徳性が荒廃した原因は何か…) |
地上世界の人間社会は、心の法則(因果の理法)を知らなければ、盲目的な人生になってしまいます。 心の法則は難しい理屈(知識)ではなく、単純に原因と経過と結果を知ることで、自らの意志で人生も運命をも変えて行ける真理そのものであります。 この因果律(原因・経過・結果)を知らないまま(知ろうとしないまま)闇雲に生きるなら、原因不明の現実の中で自らの運命を嘆く、刹那的な人生を生きるしかない…。 この場合の現実は、全て自業自得の因果律に支配されるだけのことなのです。 誰のせいでもなく、何の企みでもなく、自らの人生でありながら他人任せの依頼心で生きてきた報いが、我が身に巻き起こっただけである。 この依頼心が迷走を続けると依存心となって、執着に拘り我欲強欲に囚われる迷妄人間と成り行くのです。 こうした心の法則(因果の理法)に強く影響を与えているものは、常日頃から心に浮かぶ思念(一次元意識)想念(二次元意識)である。 思念も想念も自分から発した心(気持ち)であるからこそ、発された思念想念の意味内容に最も近しい波長は、やはり自分自身の心(常念)であります。 常日頃から心に思い込み、アレコレと想い描いた思念想念が、魂の傾向性となって強烈な磁石のように、性格(性質)と同じ波長の難事も吉事も呼び込み引き寄せているのです。 このように思念(一次元意識)と想念(二次元意識)を常態的に扱う世界が、皆さんの生きる三次元世界の精神(心の法則)なのです。 目に見えるものだけしか信じられない現実人間には、決して感じられない精神面であります。 自分の心を顧みることのない迷妄人間には、何処まで行っても見えない世界観であります。 常念(三次元意識)を浄化しながら正しい意識として扱うなら、良き心の傾向性としての情念(四次元意識)が構築されるのです。 常念(三次元意識)は良くも悪くも魂の傾向性を育んで(または蝕んで)、三次元世界の人間社会に強く影響(影を落とす)するのであります。 本来は心の法則(因果の理法)を幼少期から学ばなければならない。 現代人の徳性が荒廃した原因は、学校教育から徳育が消滅した結果、当然の如く心の法則(因果の理法)として現れた、自業自得の現実でありました。 如何なる常念(三次元意識)を構築するかで、人間の運命は大きく変化してくるのです。 新創世記が語られる21世紀は霊性の時代である。 現代人は心の主権を取り戻さない限り、真なるアセッションは虹の彼方に姿を隠すのみであります。 |