038 琢磨 (生長し合える人間関係が社会意識を底上げする) |
地上社会(三次元世界)に生きる人間は、他者との協力精神を魂の心境として、正しく習慣化させる必要があります。 周囲の人々の気持ちが分からないのなら、未だ魂心境は一次元意識の人間である。 他者の立場が分かっても何もかも他人任せであるのなら、未だ魂心境は二次元意識の人間である。 三次元世界に生きる人間であるのなら、社会人として公私の区別を弁えながら、自らの役割を蟠りなく率先して行動に移すことが出来るはずです。 其処に生かし合い育み合う人間社会が実現するのです。 その為には率先して物事に取り組める自力(自己確立)が必要であり、お互いの気持ちを分かり合える共感(相対原理)が必要であり、生かし合い育み合い磨き合う切磋琢磨(多角心理)が必要になります。 共に生長し合える人間関係が社会意識を底上げするのです。 一人の人間では果たせない理想も、社会人として公的立場を正しく貫くことで、高邁な理想を実現させることも可能になるでしょう。 本来の三次元世界は総ての人間が、高い理想に皆の意識を統合して切磋琢磨することが、時代精神を正しく押し上げる働きになります。 しかし現状の時代精神は潰し合い(一次元意識)退け合い(二次元意識)奪い合う(三次元意識)人間社会と成りつつあります。 これは如何に現代社会に迷妄者(一次元意識人間・二次元意識人間)が多く存在するかと言うことを如実に物語っているのです。 人間は一人では生きて行けません。 たった一人きりでは地上世界に生まれ出ることさえ出来ないのが真実なのです。 自力というものを歪めて解釈するなかれ…。 共感というものを自己都合で解釈するなかれ…。 自我我欲を心底から浄化しなければ自意識(驕り高ぶり)を鎮静化することは難しいのが人間なのです。 此処に徳性開発の必要性がある。 正しい方向(神の子の光明)に魂の質(心境)を立ち返らせる為には、日々コツコツと地道な徳育に臨む貴方であれ。 自分勝手な振る舞いで他者に迷惑を掛ける人間は、三次元世界に生きながら未だ一次元意識・二次元意識の魂心境であります。 |