042 精神 (心の法則は何人も免れる事は出来ない) |
地上世界と霊的世界の中間に存在する精神世界は、その精神の質(心の傾向性)によって魂の向かうべき世界が異なると言うことでした。 要するに心掛けに従って魂の方向性(傾向性)が決まってくるのです。 これは心の法則(因果の理法)が波長同数の原則のままに、同じ性質の魂同志を呼び込み引き寄せ合うからであります。 心の法則は何人も免れる事は出来ません。 誰一人として心の傾向性を晦ます事は出来ないのです。 つまり原因があり経過があり結果が出ている事実を万民が受け入れなければならないと言うことです。 そんな事はない…と心の法則から逃避する者が後を絶ちません。 それは有り得ない…と心の傾向性を押し隠す者も多くなりました。 全ては心の内面が他者からは見えないと思っている人間の迷妄心理であります。 一次元意識の人間は感覚意識のみに頼るため、自らの尺度を越えた心の在り方が見えない状態である。 二次元意識の人間は感情表現に頼るため、自己認識の枠を超えた心の様相が理解出来ない状態である。 三次元意識の人間は心象形態に拘り囚われるが故に、姿形を超越した心の交流が難しい状態にあります。 心の法則(因果の理法)は精神世界に魂を超入させてこそ始めて理解出来る世界観(四次元意識)です。 そうしてそれは更なる上層意識(五次元意識)の霊性を取り戻す為の精神アイテムとして有用であります。 人間は本来は神の子です。 神の子の自覚を取り戻すことが出来るのは、霊性を開いた人間のみであります。 その霊性を開く鍵が精神(四次元意識)にあり、物質世界の呪縛を解き放つ鍵も精神(四次元意識)にあるのです。 心の法則を知らずして四次元世界以降の表側霊世界に帰還することは出来ないのです。 なぜなら因果の理法を知らないまま行われる善事は、何処まで行っても独善独歩であるからです。 他者の気持ちを配慮出来ない人間は霊界に帰り着いても其処は裏側霊世界である。 問題解決能力に長けていても、それが独我である以上は過信(驕り高ぶり)盲信(自惚れ)の色眼鏡を取り払えないでありましょう。 表側霊世界に帰還するか、裏側霊世界に帰還するか…。 全ては紙一重の問題であります。 その答えは常に心の法則(因果の理法)にあり、自己自身の心の在り方に真正面から臨む意思が無いなら、幾ら善事を重ねたとしても裏側霊世界に魂が迷い込むのであります。 |