050 幽体 (ここが未来に繋がる運命の大きな別れ道) |
人間の持続力は実力の差が出易い徳目であり、四次元意識の魂心境は、時間の観念に自ら超入して、確実に運命を変える力強さを発揮すると言うことでした。 魂の傾向性は其の性質(魂心境)に応じた体質を身体の中に有しています。 頭の固い一次元意識の人間は融通の利かない個体と成りがちである。 比較に拘る二次元意識の人間は対する人間の姿形を比肩する相体(比較体)と成りがちである。 人目を気にする三次元意識の人間は平均的な水準(総体)に自分を落ち着かせようとしがちである。 四次元意識の人間は精神の中に意識を超入する為に魂が幽体化するのである。 個体であるよりは融通が利く幽体であった方が魂は自由であるし、心も軽くなるのであります。 その幽体が更に昇華すれば、人間本来の姿(霊体)に戻ることになります。 意識の本来の姿は波長であります。 この意識が自由自在な境地であれば融通無碍な霊体に近付き、同じ意識が凝り固まれば岩石のような頑固者となるのです。 皆さんが住まう三次元世界は物質文明の世界でありまして、姿形を通して全てを表現する物質世界であります。 つまり三次元世界と四次元世界の境界線は、物理体か幽霊体かの違いであり、どちら側に意識が傾いているかによって、現実世界(三次元意識)の人間であるか精神世界(四次元意識)の人間であるかが判別されるのです。 従って高徳者たちが対象の人間の話す内容や行動パターンを観れば、当人の現状が何次元に多く留まっているかが一目瞭然であるのです。 四次元世界は凡ゆる霊層へと八衢に枝別れた接点の意識世界である。 常日頃から積み重ねてきた精神の糧が如何なる性質のものであるか…。 ここが未来に繋がる運命の大きな別れ道になるのです。 大人物に成るも大悪人に成るも何も難しい事などなく、良き習慣付けを高め深めた方が大人物となり、悪しき習慣付けを軌道修正も無いまま続けた者が大悪人となるのです。 要は何を多く取り組み積み重ねたかによって魂の傾向性は形成されると言うことです。 この道理(心理)に偽りは無く、何者も心の法則(因果の理法)を晦ますことは出来ないのです。 これが八衢分岐(四次元意識)の逃れられない真骨頂であり、一人残らず何時かは誰もが通らなければならない関門でもあります。 |