052 霊性 (個別意識を脱した融通無碍なる精神) |
本来の光明の天使は六次元意識以上の魂心境でありますが、その高度な魂心境を維持継続させる為には、大和精神(五次元意識)が必須であります。 貴方が地上世界に何のために生まれたのか、何故に生きているのか…。 この解答を少なくとも魂に刻んでいなければ、源流開祖としての六次元意識の魂心境には届かないのです。 何のために生まれたのか、何故に生きているのか…。 この解答を正確に弾き出す為には、人のため国のため人類のために日々の精神を捧げる覚悟が必要である。 その高邁な精神の基礎となるものが大和精神(五次元意識)であるのです。 大和精神は家族を大切にします。 先祖代々の御魂を偲び、父母を敬い、兄弟姉妹を尊び、子供たちを導き、子々孫々を憂いる気持ちに溢れています。 其処には自分だけの立場や都合を度外視した深い愛情があり、その愛情の出処は自他一体感にあります。 大和精神(五次元意識)は相手の痛み苦しみが自分の心の痛み苦しみであることを知っています。 相手の悲しみ辛さ憤りの気持ちが自分の事のように感じられるのです。 それと共に相手の喜び嬉しさ楽しさも我が事のように感じられるのであります。 これは以心伝心(意思疎通)を実現した大和精神(五次元意識)の魂心境であれば当然の世界観であるのです。 他人の気持ちを一欠片も想い遣ることをせず、自分の気持ちのみを相手に押し付ける人間には、大和精神(五次元意識)が何たるかを知る事は出来ないのであります。 個別意識(地上的な物質傾倒)では他者の気持ちは分からず、自分自身の気持ちさえ見えない状態に魂が退化してしまいます。 大和精神は魂の霊性化で個別意識を脱した融通無碍なる精神である。 だからこそ他人の気持ちが手に取るように分かるのであります。 心の扉を閉ざした旧世紀の悪習慣が地上社会に与えた影響は深刻です。 お互いの気持ちが見えず(見ようともせず)分からず(分ろうともせず)、得手勝手な振る舞いで欲得願望を貪る所業が醜い姿形であることに気付かないのです。 これは本来の人間には具わっているはずの霊性が見失われている証拠であります。 霊性が消滅した訳ではなく忘却の彼方に見失われたのです。 想い出せば良いのです。 思い起こせば良いのです。 ひたすら掘り下げれば良いのです。 大和精神に必要な要素が幾つか有りますが、それらはみな霊性を取り戻すことで自然に得られる真理であります。 |