055 叡智 (叡智と共に生きる人間の霊性は光明側にある) |
五次元意識の人間は大いなる意識(創造主)に対する信仰心を持っています。 絶対者(創造主)が如何なる御存在であるかは未だ人それぞれの霊性の違いがありますが、大いなる意識が総ての生命の産みの御祖であることを悟っておりますし、最善に誘う導きの大神であることを悟っております。 そのため五次元世界での日々の霊生活の中心が信仰心となり、言動の赴く先は感謝心となるのです。 こうした魂心境を地上世界の人間が日々の生活に於いて既に自然な生業となっているなら、その人間は五次元意識の魂心境に達する徳者の道を歩む霊性人間であると認定されるのであります。 信仰心なき大和精神は有り得ない。 感謝心なき大和精神も有り得ない。 何故なら五次元意識の人間は、常に大いなる意識(創造主)と共に生きている霊性(神の子の自覚)があるからです。 大神の叡智に生かされ満たされている存在であることを智覚しているからであります。 これは叡智を何となく感じる泡沫の気持ちではなく、大神と共に生きる自覚(確信)である。 そのため心の歪みは即座に反省回顧となり、他者との言動は感謝報恩となるのです。 常に心の中を清掃浄化しているからこそ、相手の気持ちが自分の事のように分かるのであります。 そのため自然な振る舞いとして優しさを貫くことが出来るのです。 叡智(生かし育む生命力)と共に生きる人間の霊性は、常に大神の光明側に魂心境を置いています。 生活の中心も信仰心であり、未だ生まれや育ちに影響はされますが、何らかの信仰を心に抱いて生きている人は、地上世界に生きながら五次元意識の魂心境に達している霊性人間であるのです。 神の子の自覚は信仰心の深まりに応じて高まって行くでしょう。 日本人としての大和精神の中軸には常に天照大御神が存在しています。 天照大御神は秩序と調和を司る大和国の主祭神であり、伊勢神宮は日本人の魂の故郷(里宮)であります。 現代人の心の迷いは、日本人としての大和精神が気薄となり、欧米文化(個別意識)を取り入れた個我尊重に魂が傾倒している状態である。 そのため政治は迷走し、経済は感覚麻痺を起こし、社会生活に紛争が絶えず、人心荒廃は事件事故犯罪に繋がり、それらを戒める為の天変地異も激しさを増すのであります。 |