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056 霊徳 (霊徳を持つ者同志は徳性が分かり合える) |
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地上世界には時折り大人物とも言われる人格者が現れます。 特に大きな働きをしなくとも、其の人生観や生き方に衆生が感銘して、同じ組織や同地域に大人物が居るだけで安心できる存在。 其処に居るだけで人々に善なる譽れを感じさせる存在。 そうした人間が心に抱く魂心境は五次元意識に達しております。 その感性の正体が何であるかを誰も知らなくても、精神的な支柱となっている存在は五次元意識の魂心境であります。 近年は此のような大人物が見当たらない…。 居ない筈はないが見当たらないのです。 恐らく現代の社会風潮が、善の善たる規範を退け、本来は善なる善者を偽善者扱いする歪んだ風潮となっているからでありましょう。 従って大人物者は自らの姿を押し隠して生きるより仕方がなく、時に襲い掛かる悪評(偽善者扱い)を上手に受け流しているからであります。 そのため現代人には大人物が見当たらない状態になっているのです。 本来は稀有な存在としての大人物は家庭の中に存在しなければならないのです。 それが一家の主(あるじ)である大黒柱としての父親であります。 父親は家庭の中軸に座して家族の模範と成るべき存在である。 その延長で組織の長たる人間が、その組織の要(大黒柱)となって衆生を導く存在に成るべきであります。 こうした人生の規範となるべき人間が少なくなった現代は、欧米文化から流入して来た個別意識に毒された核家族化によって、正しい善道に導く規範者の存在を現代人は自ら退けたのであります。 つまり迷妄邪説が飛び交う混沌社会の中では、徳のある者は人影に身を沈めて生きるより仕方がなく、個別意識の自我我欲に染められた社会の中には大人物が見当たらない状態になるのです。 しかし五次元意識の魂心境を心に抱く人間には霊徳が具わっています。 これは同じ魂水準の霊徳を持つ者同志であれは、お互いの徳性が分かり合えると言うことです。 霊性を開示している五次元意識の人間同志であれは、相互の信頼関係が深まると言うことであります。 霊徳は実体のある姿形ではなく大和精神そのものである。 大和の心が日本人から遠退いた時代は、何時の世も衆生は戦乱に苦しみながら、大疫病や大災害にも苦しんだ歴史を繰り返して来た筈であります。 |