060 霊体 (人間は心掛け一つで幸福にも不幸にもなれる) |
総ての人間の魂の故郷は霊界にあります。 それは人間の本来の姿が神の子であるからです。 大和精神(五次元意識)は神の子の自覚が魂の中軸(時間軸)にあり、心の法則(因果の理法)が魂の肉付(空間軸)にある心境です。 三次元地上世界で身に纏う肉体は心の影であり、心の赴く所に従って姿を変える仮存在が肉体であります。 従って病気も怪我も心の法則(因果の理法)に従って現れてくるのであり、健康も幸運も心の法則(因果の理法)に従って現れてくるのであります。 大切な肝に当たる部分は何時も心の中にあり、人間は心掛け一つで幸福にも不幸にもなれるのです。 心の状態が現象世界(物質や肉体)に現象化するまでに、形の元なる心の状態を悔い改めれば、心の投影として映し出される現象世界(物質や肉体)が改善されるのであります。 要するに人間は自由意思を与えられてはいるが、その結果に於いて自業自得の自己責任を負わなければならない…。 自分の問題は自分自身で解決しなければならないと言うことです。 此処で魂の現状が個別意識(物質化)に向かっているなら、心の現象化は物質世界のスピード(鈍速)で自己展開するが、魂の現状が大和精神(霊性化)に向かっているなら、心の現象化も霊性世界のスピード(光速)で自己展開するのです。 つまり霊性化は解決(現象化)が早いと言うことであります。 貴方が貴方自身の本来の姿を肉体だと思うのか霊体だと想うのか…。 この違いは天地ほどの懸隔で正反対の結果を現すのであります。 病気も健康も、不幸も幸運も、その要素を呼び込み引き寄せているのは貴方自身の心である。 この心は貴方が長い年月を掛けて繰り返し習慣化した心模様であるのです。 誰か他の人の責任ではなく主体性を持って地上世界に生まれてきた自分自身の問題であります。 誰かが解決してくれるものではなく自分自身で解決するべき人生の課題であります。 魂の物質化を放置した極度の依頼心や依存心は自由意思の放棄である。 魂の霊性化こそを地道に進めることで依頼心は信用となり、依存心は信頼となって、むしろ主体的に人生の舵取り(軌道修正)を自分自身で行うようになるのです。 それが大和精神(五次元意識)の魂心境を心に堅持した人間の正しい人生観であります。 |