064 模範

(普段の何気ない振る舞いで模範を示す)

 

六次元意識の人間は其の性質(魂心境)上、衆生の見本となり手本とならねばならない。

何か問題点や改善点があれば、進んで解析や改善に努める必要があります。

自分勝手な我儘を押し通す我欲人間(一次元意識)は問題があっても、我関せずの姿勢で独我(得手勝手)を押し通して来ます。

立場や体裁を気にする白黒採決人間(二次元意識)は問題があっても、自分の利得に適さなければ見て見ぬ振りをして放置するのです。

三次元意識の人間であれば少なくとも対話をしながら問題の解決策(改善策)を模索するでありましょう。

四次元意識の人間なら何故そのような問題が巻き起こるかを、時系列を辿って見い出す作業を始めるはずです。

更に五次元意識の魂心境ともなれば問題が誘発した当人の根本的な人間性から模索することになります。

こうした意識段階(一次元〜五次元)を踏まえたなら六次元意識の人間であれば、物事の本質を看破した上で人格者(リーダー)としての対応(模範)を身を以て示す筈であります。

会話にならない我儘人間(一次元意識)や独占人間(二次元意識)に対しては特に目で見える見本となり手本とならねばならない。

彼ら(一次元・二次元)は問題解決に進むべき思考能力(反省回顧)が乏しい状態にあります。

対話が可能な三次元意識の人間も、いざ行動となると躊躇する事態が増えるのです。

三次元意識の人間は公私の区別が付いても、実践へと自己展開するかどうかは個人的な心境次第である。

そこに四次元意識の人間のような深い思考展開があれば、問題点の根本原因は見い出せるが、正しい改善策を弾き出すまでには五次元意識の魂心境に立たねばならないのです。

そうしてそれら解決策(改善策)を躊躇なく行動実践する事が出来るのは、リーダーとしての人格を磨いている六次元意識の人間であります。

源流開祖(六次元意識)は問題解決を先延ばしすることなく、必ず何らかの対策を講じるでありましょう。

そうして普段の何気ない振る舞いで模範を示すことになります。

自らの信じる善事に対して有言実行となり、対話にならない迷妄者に対しては不言実行となるのです。

これが責任感を貫くリーダーの基本姿勢でなければならないのです。

 

 

 

 40 むすび大道 【天孫降臨編】 〇次元