068 純化

(表側霊世界と裏側霊世界の大きな違い)

 

神々の世界から援軍を呼び込み引き寄せられるのは、純粋な神の子の自覚を魂心境として心に抱く源流開祖(六次元意識)以降の人間であると言うことでした。

この神の子の自覚が無いまま六次元意識の魂心境を維持継続することは出来ません。

光明世界(表側霊世界)は個我意識が薄まれば薄まるほど、ストレートに光が我が身を素通りして他者への純粋な愛として届けられるのです。

この時点で個我意識が強過ぎると、自分の存在が濃すぎる為に、周囲に色濃い影が出来るのであります。

その影は他者への光明を遮ることになります。

自我我欲が強い人間の周囲には障害の影が出易い事実は、我欲人間(トラブルメーカー)としての心の影が周囲を覆っているからである。

楽しければ何でもありの好き勝手人間は、自分の利欲を果たす為なら周囲の人々の気持ちなど配慮しないのです。

彼らは自己主張を何処までも押し通す為なら周囲の人々の考えなど聞く耳すら持たないでありましょう。

そうした迷妄者は三次元世界(地上社会)に居りながら二次元意識以下の魂心境で生きているのです。

もし仮に自我意識が強いまま世の中の進化発展に貢献する生き方を貫いた人が居たなら、その影響力の度合いに従って高次元霊世界に帰ることになりますが、その高邁な個我意識は裏側霊世界へと帰ることになる。

勘違いされないためにも説明しますが、裏側霊世界も立派な天国でありまして、大力量を発揮する天狗や妖術師も存在されますし、時代を押し開いた仙人も存在されるのです。

彼らも立派な天国の住人であり、地上社会の進化発展に貢献した偉人でもありますが、その魂の傾向性に個我意識が色濃く残っているが故に、やや薄暗い影が天国領域を覆っているのであります。

これが表側霊世界と裏側霊世界の大きな違いであるのでしょう。

魂の純化は永遠の課題であります。

自己主張が強ければ自己表現は得意になりますが、自分を強烈に表現すればするほど周囲の人々の存在感が弱くなるのは自明の理であります。

出過ぎた言動が嫌われる所以はココにあり、行き過ぎた態度が挑まれる所以もココにあるのです。

日本神道の神々の世界(高天原)には天の高天原と地の高天原があると言われております。

地の高天原(六次元世界)には諸天善神が相集う光影混在の神霊世界ではありますが、天の高天原ともなると影の無い光明遍照なる高級神霊世界であります。

 

 

 

 40 むすび大道 【天孫降臨編】 〇次元