071 指導 (天来の指導者は真理の強要はしない) |
六次元意識の人間は、神の子の自覚を心に抱いて、人生を自らの使命観のまま生きることが出来る魂心境であると言うことでした。 天来のリーダーとして衆生を導き、周囲の人々の手本となり見本となる生き方を貫ける意志の強さを持ち合わせています。 そうした六次元意識の魂心境が昇華したなら七次元世界の魂心境に意識が高まるのです。 七次元世界は総てが愛の世界であり智恵の世界であります。 その愛と智恵は実相世界から降り注ぐ真実の光明であります。 その光明を尽誠なる高次元意識で地上世界に持ち来らす使命役割が、七次元意識の魂心境を心に抱いて生きる人間の大きな特徴であります。 六次元意識の人間は純粋な精神で個性的な役割を演ずるのですが、七次元意識の人間は個性が徐々に見えなくなるのです。 つまり其の身が完全に実相世界の運営者側となって、実相大神の光明に融け込んでいるのです。 実相の光明は相手を選びません。 総ての生命に対して平等に公平に光を照射してまいります。 好き嫌いで光を届けたり退けたりなどせず、万民に行き渡る生命力を無限供給し続けています。 しかし地上人間は自分の都合で光明を受けたり退けたりして、個我の強さが大きな影を作り出している。 こうして幸運も不運も作り出している張本人は自分自身であるにも関わらず、低次元意識の人間ほど不平不満愚痴暴言が多くなるのです。 拘りや囚われが多いと我欲的な自己主張が増え、優越意識や損得感情が多いと感情的な批判中傷が増えるのです。 そうしてその事実にさえ気付けないのであります。 七次元意識の人間は実相世界の運営者側に意識があるため、光明を絶やさない魂修行を菩薩行として続けながら、天来の指導者としての使命役割を遂行するために、環境と境遇に兼ね合った姿形に身を変じて、臨機応変な対応を心掛けております。 天来の指導者は基本的には真理の強要はしないのです。 対象者本人の自発的な徳育姿勢をこそ大切にしております。 従って七次元意識の人間は余り存在が感じられない場合が多く、その指導方法も対象者の現状に合わせた範囲内で行われるため、高貴な神徳を気付かれない場合が多いのです。 短期間で急速な魂進化を遂げた人には、側近くに七次元意識の人間が身(神格)を潜めて霊的指導を敢行していることが多いのであります。 |