073 観念

(観念自在力は光明理念と一体化する能力)

 

霊感のある人が霊姿を見たり霊聴を聞いたり、霊臭霊味霊触を感じたりして、此の世ならざる霊体験を経験したとしても、霊感は霊を感ずる触手に過ぎません。

これは人間であれば自然に身に付く能力であり、努力によって高まる霊能力でもあります。

この霊能力は四次元意識の魂心境を心に抱く人間であれば、誰もが何らかの部類で体験している能力でもあります。

それが五次元人間ともなれば霊感にも以心伝心が働いて、良し悪しに関わらず霊の気持ちが分かるようになります。

更に六次元人間ともなれば心の針が指し示す方向によっては、高次元神界との関わりが始まったり、裏側霊界との交流が始まったり、魂が穢れたままでは地獄世界と繋がってしまう事もあるのです。

霊能力そのものは、肉体人間が肉体の感覚を感じ取る五官(目・鼻・口・耳・肌)と同じように、霊界の様相を感じ取るための霊的な触手でしかなく、その霊能力を扱う人間の魂心境の質如何によって、感応する霊世界も変わってくると言うことです。

つまり六次元意識の魂心境では、まだまだ魂の転落も有り得るのです。

しかし七次元意識の魂心境を心に有した人間は、殆んど魂の転落の心配が無くなります。

それは何故かと言いますと、彼等(七次元人間)は高次元神界と意識が融合する訓練を人知れず積み重ねているからであります。

そうした方々が霊的能力を発揮する場合は単なる霊能力ではなく、観念(理念)の世界に直結する観念自在力となるのです。

この観念自在力は光明理念と一体化する能力で、その高さは無窮であり、その広さは無限であり、その深さは無尽であります。

要するに観念自在力には上限はなく究極もありません。

こうした観念自在力を発揮出来る魂心境が七次元意識の魂心境を心に抱いて生きる人間であります。

何故そうした高度な能力が、七次元人間に身に付くのかと言いますと、八次元世界以降の高次元神界からも守護指導を受けているからであります。

その光明理念を継続的に其の身に受け取る為には、常に魂を浄化するべきであり、魂心境を高める努力精進が必要不可欠となるのです。

そうした生き方が七次元人間には其のまま菩薩行となっているのであります。

 

 

 

 40 むすび大道 【天孫降臨編】 〇次元