074 規範 (実相真理に導く魂の規範が必要不可欠) |
人間は何のために生まれ、何故に生きているのか…。 この解答を明確に見い出す境地は六次元意識の人間であります。 そして其の解答を理念(光明世界)から導き出すことが出来るのが七次元意識の人間であります。 六次元意識の人間は社会人としての模範となって、同時代の人々の日々の生活を善事に向かわせる為の手本となり見本となりますが、七次元意識の人間は生き字引としての規範となって、時代を越えた人々の希望となり勇気となるのです。 人類の歴史には暗闇を手探りで歩く時代もありました。 荒波の中で霧中を彷徨う迷船のような時代もありました。 しかしそこには何時も微かに見える灯台の光が手招きをしながら、人類の安全な船旅を導いて来たのです。 数多の自由意志が迷走する時代であればこそ、希望の灯台は命を繋ぐ拠り所となります。 個別意識の暴走を押し留めさせ、驕り高ぶる迷心を改めさせるには、確信を貫く勇気が必要になります。 現状の迷妄時代を悔い改めさせるには光明理念に則った時代精神が必要であり、実相真理に導く魂の規範(暗闇を照らす灯光)が必要不可欠であります。 導きの光が無ければ、衆生は個別意識に傾倒して、自分勝手な我儘を行使するようになります。 魂の規範を放棄すれば、衆生は我欲意識に心酔して、得手勝手な暴挙を振るうようになります。 個性化は尊いが、自由意志を履き違えた人間が、何時も時代を混沌状態にまで追い遣ったのです。 そうして魂心境を地道に高める努力精進を放棄させたのであります。 コツコツと積み重ねる意識の低下が人々の生活を困窮させた原因でもありました。 外見だけ繕えば其れで満足してしまう短略的思考人間たちが、時代精神を暗闇の中に陥れたのです。 真実の世界は努力精進の積み重ねが無いと取り戻すことは出来ない。 無駄な時間は刻々と流れ、惰眠(放棄)は心を退化させたのです。 人々よ、今こそ目覚めなければならない…。 貴方たちは此のままで良いのか? 世の乱れを見て見ぬ振りして何時まで見送るつもりであるのか? 時代の迷走に対する無関心は、迷妄者の同調者と同じ扱いを受けるのである。 天変地異は迷妄者の驕り高ぶりを完膚無きまで叩き潰すのであります。 |