076 陽徳 (陰徳は高次元神界では陽徳となる) |
稀に地上世界で陰徳の大切さを説く徳者が現れます。 陰徳は人知れず行われる善行で、密かに心(天の蔵)の中に積み重ねる善事であります。 見た目の良し悪しや目先の良否に関わらず、人のため国のため人類のために施される愛行。 そしてそれらの良き想いと行為が他人に知られないほど徳は高まると言われています。 それは魂心境が高まれば高まるほど陰徳の高貴さは高次元神界に於いて共通認識となるのであり、以心伝心(意思疎通)も神人合一(神の子の自覚)も自然に果たされるからであります。 地上人間の善行愛行は高次元世界の神々は全てを知っています。 高貴なる善行や深淵なる愛行は、高次元神界の精妙なる波長が合うからです。 地上の人間社会で行われる陰徳は高次元神界では陽徳となるのです。 光明世界に充ち満ちた真善美は、もはや隠しても隠しきれない高徳となって相互認知されるのです。 地上世界で菩薩行を貫く七次元意識の人間は、こうした陽徳と常に魂が繋がっています。 だからこそ時折り神をも想わせるような奇跡を起こすのであります。 しかし彼(七次元人間)は其の一部始終を総て神の力(慈悲慈愛)である事を知っているのです。 そうして尚一層の善行愛行に身を投ずるのです。 菩薩行は感謝行でもあります。 感謝行を貫く意志は高貴な魂の証明でもあります。 聖言は汝の敵をも愛せよと語り残されておりますが、敵という概念が心の内に残っている間は、まだ感謝行の本質が理解されていないのです。 七次元意識の人間が本気で陽徳を発揮したなら其処に悪意の付け込む余地が無くなるのであります。 光は光るべくして光り、闇は其の無を証明するかのように自ら消滅するのみである。 光明の前に立ち塞がることが出来る暗黒などありません。 闇は光の前に自ら退くしか手立てがないのです。 地上世界に降りた光明の天使たちは陽徳(光明)を強めなければならない。 貴方が救世の天使であるなら何時迄も闇に伏していてはならない。 自らの意思で運命の扉を潔く押し開いて、長らく温めた心の翼を羽ばたかせる時期が来ているのです。 地上に降臨した光明導師は必ずや目覚めなければならない。 天来の救導師が一人でも多く目覚めることで、長らく続いた迷妄時代を終わらせる必要があります。 |