085 道標

(地上世界に光臨された大光明の現人神)

 

歴史上には綺羅星の如く輝く偉人たちの光跡が残されています。

彼等は人間離れした特別な存在ではなく、一つの目的目標を地上世界に実現する為に生涯を賭けた聖人でありました。

彼等の多くは他の人々と同じ人間社会に属しながら、自らの使命役割を天職と感じながら、日々コツコツ努力精進を積み重ねたのであります。

恐らく一般人との違いは継続の意志の強さと他者への愛の深さである。

その地道な努力精進が結実して、その後の人類のライフスタイルが飛躍的に向上したのです。

方や人間の欲望願望は個別意識の損得願望に踊らされて、好き勝手な自由意思を人間の権利であると主張しながら、人と人との心と心を分離してしまいました。

偉人たちの生き方は未来の人々の道標となって、人として大切な心を見失わないような足跡を残したのでありますが、世の迷妄者たちは個人主義(我のみ良し)に毒されながら、得手勝手な主義主張で社会のモラルを掻き乱しております。

偉人たちの全体救済精神(高次元意識)と、迷妄者たちの個人主義精神(低次元意識)が、歴史の狭間で対立しながら人々の意識の高下に影響を与えて来たのです。

八次元意識の人間は、人類の本当の幸福の為に、自らの人生を総て捧げる覚悟があります。

しかし低次元意識の迷妄人間は、自分だけの幸福追求に明け暮れて、他者への影響を顧みない言動に終始するのです。

そのため時代は混乱して秩序と調和を見失うのであります。

自由意思を履き違えた人間の憐れな結末は、何時の世も難病奇病や殺戮殺傷となって、人々の生活に影を落として来たのであり、その自由意思の履き違いが天変地異を誘発して、人類の行く末を脅かして来たのであります。

八次元意識の人間は常日頃からの些細な言動から弁えることが出来ますが、世の迷妄者は自らの言動を精査する事もなく、迷妄邪説を自己主張として秩序と調和を掻き乱す害悪を垂れ流すのであります。

こうした高次元意識と低次元意識の対比からも推測することが出来ますが、太源実相(八次元意識)の聖人は、世の中を救済する光に繋がる道標を打ち立てる為に、地上世界に光臨された大光明の現人神であると言うことです。

そのため歴史の狭間(時代の転換期)に転生することが多く、猛り狂う波風に揉まれながら生涯を送ることが多いのであります。

しかし八次元意識の魂心境を心に有した人間は、実相世界から数多の光明の神々に導かれて、ほぼ確実に天命を貫く生涯を歩み続けるのであります。

 

 

 

 40 むすび大道 【天孫降臨編】 〇次元