092 運命の大扉を開く鍵
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人類にとって21世紀は大きな峠越えの時期に差し掛かっています。 かつて無い程の大惨事が繰り返し襲い掛かる時代を皆さんは生きているのです。 この大惨事は善悪の見境いがなく、良否の選別もありません。 今まで蓄えられた不浄の思念が行き着くところまで膨張して、その苦渋に耐え切れない状態で辛うじて止まっているようなものです。 これで何かキッカケになるものが火種として点火すれば、瞬く間に大爆発を起こして全てが破壊され兼ねない所まで来ているのです。 心ある者は注意深く聞き取って致だきたい…。 目先に迫る大惨事は人類の意識の総意が呼び込み引き寄せる天変地異であることを。 その人類の総意に貴方の思念も加担している事実を。 時代というものは未来からやってくるものではなく、その環境に居る者の統合的な意識の総意として自己展開するのであります。 貴方は自分の内から沸き上がる感情を抑えられるのか…。 声に出さなければ感情を抑えられたのだと勘違いしていないか…。 心に抱いただけで感情は生き物の如く動き出すのである。 低次元意識の人間には感情は抑えられず、物理的な実力行使に走ってしまうのです。 魂心境が少々進化したぐらいでは、内なる感情は声となって愚痴不平不満暴言として締まりなく垂れ流されるのです。 三次元または四次元意識の人間となれば感情は口を塞いで何とか心に留まるでありましょう。 しかし内に閉じ込められた感情は抑圧となって、本人の人生に様々な障害を現すことになる。 五次元意識の人間となれば心の浄化が始まるため、心の中で感情の宣り直しが行われるのです。 つまり感情の調律(コントロール)は五次元以降の高次元意識でなければ果たせない徳性であります。 六次元意識の人間は感情の奥深い分析まで施して、心の制空権を完全に支配するのです。 七次元意識の人間は人類救済の為に感情を自在に操って、教導の材料として感情を使い分けるのである。 八次元意識の人間は一即多・多即一の哲理の元に感情すらも対機説法のアイテムとして重用するのである。 運命の大扉を開く鍵は、自らの感情を克服することで始めて得られるのである。 自己反省すらしない者には感情の克服も期待出来ないのであります。 |