001 自己確立と相対原理の絆
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人間の魂心境は大きく分けて9段階(一次元意識〜九次元意識)あります。 これは人為を伴なう魂心境として現状の魂の傾向性を振り分けた心の段階論であるのです。 人の心は気紛れに揺れ動いて一所に留まるものではありません。 心の針は一念三千(凡ゆる精神世界)に揺れ動き、時には天国を指し示し、時として地獄をも指し示します。 これは人間に与えられた自由意思に基づいて、自己責任の下に思い通りの意識(思念想念)が持てるようになっているからです。 しかし人間は長い々々転生輪廻の果てに個性化が進み、魂の傾向性にも片寄りが現れるようになりました。 心の物質化は霊的世界を否定するまで堕落して、三次元世界に生きながら魂心境は自己限定(一次元意識)の殻の中に閉じ籠る迷妄者も増えてきたのであります。 一次元意識は自分勝手な我儘を押し通す人間である。 他者の存在を思慮することすらしない人種であり、当然の話で他者配慮など思いも寄らない人間である。 其の為に凡ゆる障害が巻き起こり、時代精神も捻じ曲げて社会を大混乱に落とし入れるのです。 それでは二次元意識の魂心境は如何なる意識段階であるのか…。 これはやはり他者の存在を認めることが出来る魂心境であると言うことです。 しかしこの他者認知(二次元意識)には二種類の魂心境が存在します。 一つ目の種類は自分と他人の違いを知る事もなく他者を認識している二次元意識人間であり、こうした方は未だ自己限定(一次元意識)を引き摺ったまま、文字通りの他者認知をしているだけの下向きな二次元意識(相対原理)人間であります。 方や二つ目の魂心境の種類は、自分と他人の違いを知った上で思慮を重ねる上向きな二次元意識(相対原理)人間であります。 つまり二次元意識(相対原理)は、その基礎精神となる自己確立(一次元意識)の質如何によって、下向きな精神(魂の迷妄者)となるか上向きな精神(魂の昇華者)となるかが分かれてくるのです。 こうした内容も加味して、新創世記42巻では相対原理(二次元意識)の詳細を書き記すことになります。 |