006 正しい反省回顧の重要性

 

 

観察力には努力精進の度合いに応じた実力の差が出ると言うことでした。

幼い魂心境(一次元意識)には自己反省の習慣が無いため、悪霊悪魔の憑依に於いても無防備であると言うことでした。

魂心境を一段昇華させた二次元意識の人間であれば、対人関係に於ける他者認識(相対的な意識)が出来る分だけ一次元意識よりも進んだ魂心境にはなっている。

しかし自己限定(一次元意識)を克服しないまま相対的な意識を自己展開したなら、そこに現れてくる性格(性質)は我儘気儘な自己都合や損得感情の優位意識であります。

自己都合は相手の立場を考慮せず、自分の立場のみを優先する利己的感覚(一次元意識)である。

損得感情は比較対象(自分と他人)との過不足に執着(拘り囚われ)する迷妄感情(二次元意識)である。

迷妄感情は二次元意識ではありますが魂心境が一次元意識に限りなく近い相対感情であります。

何れにしても魂心境が一次元意識に下降している状態であり、相対的な人間関係の中で様々な関わりを持つ二次元意識の迷妄の方が、一次元意識の魂心境よりも厄介な人種となるのです。

利己的感覚で物事を押し進める一次元意識人間はまだ分かりやすい性質であるが、相対的な他人の目を気にする二次元意識人間は、自分の立場のみを優位に立たせる為の画作が多くなる。

またその画作を立場の弱い者に強要することが多いのです。

かくして二次元意識人間の迷妄者(魂が下向きな人種)たちは意図的なイジメやハラスメントに手を染めるのであります。

しかし他人に迷惑を掛けている意識が無いのは、単に自己反省の習慣が無いからに他なりません。

魂心境が下向きな二次元意識人間が自己反省をすると自己都合を優先するが故に、どうしても自己反省が他者批判に成りがちであります。

正しい反省回顧は自分側の心的問題を解決する為に行なう基礎研鑽である。

他人に対する僻みや妬み嫉みで対人関係を顧みたなら、其処には恨み辛みが頻繁に滲み出てくるだけで、正しい反省回顧(軌道修正)など有り得ない状態になるのです。

 

 

 

  42 むすび大道 【相対原理編】 二次元