014 感情移入は相手を直接把握

 

 

感覚と感情の違いは何でしょうか…。

感覚は個人の持ち物であり、感情は全体の共有物であります。

感覚は個人の持ち物であるが故に、自分の尺度が其のまま通用します。

それは自己自身の経験値に照らし合わせた心強い感性でもある。

方や感情は全体の共有物であるが故に、本来の感情は他者の気持ちとシンクロして、意識の共有が出来るはずです。

例えば全く異なる思考回路の相手であっても、意識の違いなりの相互理解が有り得るはずです。

そうしてお互いの共通点や相違点を理解することが出来るはずです。

しかし個人的な拘りや囚われがあると相手の意識(個性化)を理解することが出来ません。

これが一次元意識の自己限定(迷妄邪推)が心に抱える足枷であります。

つまり一次元意識人間は正しい感情表現が出来ず、自分の感情だと思い込んでいたものが、実は単なる感覚の自己表現であったのです。

本来の感情は互いに感じ合う響き合いのような感性であります。

お互いの神性を心から分かり合うためには、相互の心が一体化しなければならないのです。

正しい感情移入を果たしてこそ、相手の気持ちを直接把握することが出来るのであります。

しかし自己完結(一次元意識)人間には自己限定の殻に遮られて、相手の気持ちを配慮することが出来ないのです。

感覚は個人の持ち物(尺度)であるが故に、他者の基準(尺度)を取り込もうとする意識すら沸かないでありましょう。

それが一次元意識の悲しい現実であります。

二次元意識に於いても、下向き(一次元意識に向かっている)な二次元意識人間は個別意識に拘っているため、自らの周囲に予防線(縄張り意識)を張り巡らせて、他者批判、他者裁き、他者否定等に心が支配されているため、他者との感情移入など夢のまた夢となっています。

そうした下向き(一次元意識に向かっている)な二次元意識人間には他者の心を直接把握することなど出来る筈はないのであります。

 

 

 

  42 むすび大道 【相対原理編】 二次元