026 思念を想念に善転換する知恵
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思念は感覚意識であり能動的感性でありますが、想念は感情意識であり受動的感性であります。 この能動的感性(一次元意識)を受動的感性(二次元意識)に昇華させる為には、意識の転換を試みる必要があります。 自分の内部に視点(尺度)を置いていたものを、他者との関わりの中に視点を移す必要がある。 自我意識を手放して相対意識で物事を判断しなければならない。 しかも善意として転換しなければ意味がない…。 悪態を吐く為に自我意識を放棄すれば無責任な迷妄人間になるだけです。 悪癖を続ける為に相対意識を求めれば無慈悲な危険人物になるだけです。 総てが善に向かってこそ、今世の真価が問われるのであります。 人として生まれた理由が得られるのであります。 善意を尽くす為に自我意識を放棄すれば、無我の奉仕は夢となり希望となるでしょう。 善意を施す為に相対意識を求めれば、無欲の献身は愛となり勇気となるでしょう。 人として生きる意義が得られるのであります。 悪を善に転換する為には智恵が必要である。 その智恵の中に自我意識が滞れば、どうしても悪態側に軍牌を傾けてしまいます。 その智恵の中に相対意識が澱めば、自己都合のままに気紛れな軍牌を振るうようになります。 どの様な智恵を抱くかによって、人生は悪態側にも善意側にも傾くのです。 この智恵の正体とは個人的な魂の傾向性であります。 魂の傾向性は長らく積み重ねた習慣によって造られたのです。 善き習慣は人格を創り、境遇も運命をも変える力があります。 貴方は善き習慣を積み重ねているか…。 それとも悪き習慣を積み重ねているか…。 その日々の努力精進は善意にこそ傾けて致だきたい。 そうして見事な次元上昇(アセッション)を果たして致だきたい。 |