037 独自意見は誤解や曲解となる
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本来の二次元意識人間は相対原理(自他の相違点・共通点)を理解する魂心境であり、下向き(一次元意識に向かう)の二次元意識人間には相対原理は理解出来ないが、上向き(三次元意識に向かう)の二次元意識人間は他者の意見を理解する為に、会話の趣旨を読み取ろうとする…と言うことでした。 何故…という探究心が、話の主旨を見い出す手助けとなります。 ここに相手の立場を考慮し、相手の気持ちを配慮するなら、他者理解は益々深まるでありましょう。 こうした他者への考慮、配慮が、常態的に身に付いた人が三次元意識に魂心境を高めた公的意識の真人間であります。 ここで相手の立場を無視し、相手の気持ちを度外視するなら、他者批判は益々酷くなり、個別意識の権化となるのです。 独自意見(個別意識)は誤解や曲解に繋がっています。 独自性は強くなりますが、バラエティ性に富んだ意識形態が薄れ、杓子定規(雁字搦め)の意識(拘り囚われ)が心を支配するようになります。 こうして下向き(一次元意識に向かう)な二次元意識人間は、何時しか自己限定(一次元意識)に身を落とすのであります。 誤解は一次元意識人間の迷妄常態そのものであり、曲解もまた一次元意識人間の嵌まり込み易い負のスパイラルである。 こうしたことは自己反省の習慣を身に付けることで回避出来るが、残念ながら自己反省の習慣がない一次元意識人間には回避の余地すら見い出し難いのが現状であります。 本来の相互理解は二次元意識人間の魂心境でありますが、此処に実践が伴えば魂心境は三次元意識へと昇華するのです。 理解と誤解は進むべき魂の方向が違うのであり、二次元意識人間の上向きな魂心境は理解(三次元意識)に向かい、下向きな魂心境は誤解(一次元意識)に向かっています。 曲解は疑心暗鬼に繋がっていて、このツールを悪利用するのが地獄の亡者たちである。 自分勝手な解釈は迷妄魔界の餌食となることも知らなければならない。 独自意見の強硬派は存在そのものが危険人物であります。 |