047 正しい反省回顧と生命の浄化

 

 

人間の悩みは誰かを救う為の手段方法を見い出す事前学習でもあるということ…。

注意深く目先の課題に取り組み、一人でも多くの人々を救い得る智恵と教訓を、生涯を賭けて掴むべきであると言うことでした。

魂の生長に繋がるならば、苦難困難に前向きに戯れる貴方であるべきだ。

襲い掛かる障害に対して無防備なままでは何も始まらない…。

例え目先の障害に道を塞がれたとしても、その貴重な経験を分析して克服するなら、間違いを繰り返さない智恵と教訓を抽出することが出来るはず。

そのためにも反省回顧(現状把握)と心の浄化(軌道修正)は避けては通れません。

残念ながら一次元意識には反省など縁がありません。

しかし二次元意識には相対的な知恵(反面教師)が見える筈です。

その反面教師が見せる迷妄状態は、結局のところ自己自身の心の中に原因が隠れているのです。

その原因を正確に見い出すことが出来るのは、三次元意識以降の魂心境の持ち主であります。

だからと言って二次元意識人間には反省回顧が出来ない訳ではなく、二次元意識の魂心境では、反省回顧の習慣を身に付ける段階である。

深い心理に到達出来なくとも、反省回顧を習慣付ける事で、徐々に真理の深みが観えるようになるのです。

最初の内は知識(物真似)としてしか反省が出来なくとも、その反省を重ねる事で徐々に知恵の領域に入れるようになるのであります。

つまり反省の質が高まれば応用が効く知恵(教訓)に達することになる…。

その時に始めて三次元意識の魂心境を得た事に成るのです。

反省なき人間に公的意識は縁がなく、知識に囚われる人間に公的意識は無理な相談であります。

二次元意識の反省は浅くとも、それを習慣付けることで、やがて心の大地には黎明が訪れるのです。

自他の区別(相違点・共通点)が分かる二次元意識には自我脱却のチャンスがあるのです。

この自我脱却(克服)を目指す地道な努力精進は、その歩みを止めないかぎり必ず公的意識に辿り着くでしょう。

 

 

 

  42 むすび大道 【相対原理編】 二次元