057 人間社会で学ぶ魂心境は道徳
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三次元地上社会で生活をして居るからには、三次元意識の魂心境を心に携えて、善良な人間関係を育んで行かねばならない…。 前向きな姿勢で学徳を積み、真摯な姿勢で道徳を積み重ねる。 現代人にとって相対原理(二次元意識)の克服は急務であると言うことでした。 個人的基礎研鑽としての学徳は思慮を深める上で有用であります。 しかし相対的基礎研鑽を磨く道徳は考慮を深める手助けをするものです。 一人きりでは分からなかった心理が、複数の人間が集まる社会に於いては、上手に観察を重ねれば見えてくるものがあるのです。 その時に心理は真理となって客観的視野が確立するのであります。 人間社会で学ぶ魂心境は道徳である。 相手が居てこそ愛が何たるかが理解出来るのです。 自分一人では何も分からない…。 故に客観的視野は一段と魂心境を昇華させるアイテムと成り得るのです。 徳育の習慣が無い現代人は、道徳を人道的なルールだと誤解している節があります。 従って規律による規制が増えるのも致し方ないでしょう…。 人の数だけの考え方があり、場面ごとの遣り方・生き方が有るからです。 しかし規律や規制はルールには成りますが、人間関係を育むような徳性ではありません。 徳育には思慮(一次元意識)考慮(二次元意識)配慮(三次元意識)が必要不可欠である。 相手が変われば基準も変わり、時期がズレれば意味合いが変わり、場面が移り変われば内容も変わるのです。 移り変わる人間模様に対して、自らの心掛けを適時変換して行けるような、臨機応変な魂心境を磨いておく必要があります。 どのような場面にも対応(適応)することが出来る魂心境は、既に三次元意識のステージに立つだけの徳性を身に付けているのです。 そうした三次元社会で真っ当な魂心境(意識形態)を発揮出来るような徳性を磨く為にも、二次元段階に於ける道徳を積み重ねる必要があるのです。 貴方の生命は何の為にあるのか…。 自分の為なのか…。 何かの為なのか…。 誰かの為なのか…。 思慮(一次元意識)考慮(二次元意識)配慮(三次元意識)は、徳性段階を高める上で大切な意識昇華を手助けするでありましょう。 |