064 限界を超越するには摩擦を覚悟
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迷妄霊たちは憑依した人間から生気を吸い取り、心を見失わせて善意を忘れさせ、悪態への誘引をして魂に悪意を充満させるのです。 その手法は決まって内部意識からの脅迫観念である…。 良い言動を止めないと体調が悪くなるぞ…と静止を強要する。 勉強を行い過ぎると頭脳が可笑しくなるぞ…と中止を強要する。 徳性を育むと堅苦しい人間になるぞ…と安易な下り坂を強要する。 努力精進を続けると心身共に疲弊して死期が近付くぞ…と強迫する。 全ては本来の生命(神の子としての自覚)を忘却させる為の魔界の手法なのであります。 こうした精神混乱や脅迫観念は、人間の精神を下向き(地獄に向かう)に誘導することで、低次元霊界(地獄)に誘引する為の霊的な周辺汚濁である。 しかもこうした悪事(迷妄誘引)を積極的に行ってくるのが、悪霊悪魔の輩(迷妄邪霊)であります。 此の様な状況下で人間が悪意を善意に変えようとすると、心の内部に潜む悪思念(憑依霊)が、精神の内部から邪魔立て(足止め)してくるのです。 誰もが心の中に清濁を併せ持って生きて居りますが、迷妄霊たちは清(心の浄化)を嫌い、濁(精神混乱)を好んで内的摩擦を起こすのである。 こうして生身の人間に反省回顧(現状把握)や心の浄化(軌道修正)をさせないように精神を混乱させるのです。 早め早めに限界を思い知らせて、その後の努力精進を捨てさせるのが迷妄霊たちの常套手段である。 従って徳性開発に臨む者は失望怠惰と決別しなければならない。 その時に襲い掛かる迷妄誘引を振り払う気力を失ってはならない。 忍耐力を養う為には進んで困難と戯れる姿勢(徳性)が必要です。 精神を混乱させんとする霊的摩擦を避けていては、生涯に渡って迷妄邪霊の支配を受ける事になります。 魂の変革には霊的な摩擦は付き物である。 限界(自己限定)を超越する為には心身共なる摩擦を覚悟しなければならないのです。 これは自己反省が期待出来ない一次元意識には難しいが、他者認識が出来る二次元意識なら謙虚な心さえ忘れなければ、反面教師から反省回顧を取り戻すことは出来るのであります。 |