067 迷妄者を増長させる損得と妥協

 

 

二次元意識の魂心境を良き傾向性として生活の中で習慣化させる為には、地道な努力精進の積み重ねが必要であります。

この努力精進の積み重ねが在るか無いかで、二次元意識人間の現在只今の魂心境が上向き(三次元意識に向かう)か下向き(一次元意識に向かう)かが分かるのです。

常日頃から努力を怠らず、精進に励む心構えは、基本姿勢としての謙虚さが在るか無いかに関わってまいります。

謙虚な姿勢を貫いているならば、人知れず正しい言動を地道に積み重ねている筈です。

それが例え人目に付こうが、誰にも知られないであろうが、淡々と日々の努力精進は続けられるべきである。

迷妄者には持続意識が持てない理由があります。

その最たる理由は自尊心(自我尊重)であります。

この自尊心(自我尊重)が相対認識に於ける他者比較をする際に、自惚れから驕り高ぶりに落ち込む原因となっています。

こうした魂心境(自尊心)が二次元意識人間に根付かせてしまう理由は、他者との比較で沸いてくる損得感情が、自己都合(自己中心)側に働くからであります。

そうした二次元意識特有の自己便宜に終始する魂の傾向性は、迷妄意識を更に助長させることになります。

まるで世の中が自分中心で回っているような錯覚に陥り、受けた恩恵(感謝)は其の場で忘れ、傷付けられた事実は生涯忘れない…。

下向き(一次元意識に向かう)な二次元意識人間は正にトラブルメーカー(迷妄者)そのものであります。

しかも自己反省の習慣が無いため、自らの心の害悪を自意識で見付けられない状態である。

そのくせ自分は何も悪く無いと思い込んでいる…。

悪いのは相手だと決め付けている…。

こうした思考状態そのものが迷妄者たちの最たる特徴であるのです。

そうした悪態に妥協すれば、名実共に魂心境は一次元意識の迷妄人間であると仮定されてしまうのです。

1日24時間、1年365日、人間の心は様々に揺れ動き、時には善意側に心の針が向き、時として悪意側に心の針が向くのですが、心の針が何処に多く留まるかで、現状の魂心境が規定されても仕方ありません。

高徳者たちは心の針が善意側に向いているし、善意側に心の針が留まるような地道な努力精進を日々積み重ねているのです。

そうした良き心の傾向性を貫く意志の強さが、高徳者たちの人生の覚悟でもあります。

 

 

 

  42 むすび大道 【相対原理編】 二次元