082 現状把握を妨げているものは

 

 

自我を超越する為には現状把握が大切であると語られました。

脱一次元意識・脱二次元意識には反省回顧は必須項目であります。

一次元意識人間は元より二次元意識人間の魂心境まで、反省回顧が苦手な魂段階の人々の現状把握を妨げているものは何なのでしょうか…。

それは自分というものに拘り囚われている状態で、一次元意識人間は我儘を押し通し、二次元意識人間は自己都合を優先することが最大の理由になっています。

自我に片寄る割合が多ければ多いほど幼い魂心境である。

それの何処が悪いのか…と迷妄者(一次元意識・二次元意識)たちは口を揃えて豪語するが、個人的な喜びや楽しみは結構でありますが、社会人として不特定多数の人間が集まる三次元世界に於いては、個人的な我儘は心の裏側に待機させなければならない場面も往々にしてあるのです。

本来の人間社会は協調と共生の世界である。

自分だけの利得を追及する人間は集団意識の中では浮いた存在になります。

要するに三次元社会では公の人として公私の区別を弁えなければならないのです。

この件に関しては新創世記43巻(多角心理…三次元意識)にて詳しく語られておりますので、此処では割愛しますが、個人的な問題としての一次元意識の自己限定(自己中心)、あるいは二次元意識の自己都合(自己優先)などは、人間社会の中では裏側の心理に該当するのです。

そのため他者への影響を考慮しないまま個人の才能のみを押し通すならば、そうした人間が天寿を全うして天国に帰るなら、個別主義の霊人が集まる裏側霊界に落ち着くのであります。

この件に関しては新創世記44巻(八衢分岐…四次元意識)にて詳しく語られております。

二次元意識の魂心境に於いては相対原理を真摯に学ぶ段階にあります。

素直に他者意見を聞き、他分野の手法を学び、自己自身の認識の枠を広げて幅広い見識を得る…。

基礎研鑽としての自己修養は自分だけの為ではなく、人のため国のため人類の進化発展の為に少しでも貢献できる個性を磨くことが目的なのです。

 

 

 

  42 むすび大道 【相対原理編】 二次元