087三次元は現実的な実績が必要

 

 

総ては心の法則(因果の理法)に従って物質化してきた(現れてきた)心の影であります。

自我尊重人間の虚栄心は益々、自己反省の出来ない魂の習性(傾向性)を積み上げて、謙虚な姿勢を忘れる性格(習慣)を自ら積み重ねているという事でした。

地上世界(三次元社会)に魂が生誕して、自らの霊性を忘却したまま盲目的に生きるのみであるのなら、人間の魂心境は二次元意識あるいは一次元意識に向かうのみであります。

そこに自己展開するものは心理(心の法則)である。

不特定多数の自我による思い込みが、相互に摩擦を起こして虚しい葛藤を生み出している。

現代人が忘れつつある精神は、個別意識ではなく統合意識であります。

個人的な心の自己展開は因果の理法を紐解けば其の殆どが解明されてしまいます。

心の法則(因果の理法)は何人も免れることなど出来ないのです。

心の中に悪意が充満している人間が、表向きだけ善人面をしても、心の法則(因果の理法)は偽善者の心模様を正確に見抜くことが出来るのです。

二次元意識人間が自分の事(利得)ばかり考えているなら、他者からの搾取の気持ちを表面では繕えても、心理(心の法則)の慧眼からは逃げられない…。

この心理の自己展開を反省回顧(現状把握)して、悪しき習慣を自らの意思で見い出して、自分の努力精進で心の浄化(軌道修正)を地道に積み重ねるのなら、個人的な意識形態が統合的意識に身を転じて、個別の心理が統合の真理へと方向展開するのであります。

本来の純粋な人間は実相世界に魂の原点(故郷)を持っていて、其処から分光(枝岐れ)してきた神の子・光の子であるのです。

個人的な心の法則に盲目のまま支配されている間は、魂心境が低次元意識(一次元意識・二次元意識)に滞っている証拠であります。

こうした盲目的意識のまま心理に翻弄されるだけの人間を迷妄者と言うのです。

悲しいかな現代人には迷妄者が多く存在しています。

しかも本人が此の事実に気付けない状態で、我意我儘(負の一次元意識)や周辺汚濁(負の二次元意識)を繰り返している。

こうした状況下で地上社会の時代精神は混沌(大混乱期)状態の中にあります。

 

 

 

  42 むすび大道 【相対原理編】 二次元