091 二次元意識の正しい在り方
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魂心境に於ける次元構造は、一次元意識から九次元意識まで存在します。 一次元意識は自己を確立する為の魂の基礎的段階であり、この段階にて個性の尊厳のみに拘り囚われたなら、魂は物質化に向かって自己限定の塊となってしまいます。 しかし自己確立に成功すれば、魂心境は一次元意識から二次元意識に昇華されるのです。 二次元意識は相対的な人間関係の中で、他者の言動や心模様を認識することが出来る魂心境であり、我儘気儘な一次元意識に比べれば天地ほどの懸隔があるようです。 とはいえ此の先に九次元意識までの長い魂心境の道筋が在ることを想えば、二次元意識とて基礎研鑽の一端を担う初歩段階である。 二次元意識の相対原理を克服しなけれぼ、其の先の三次元意識の魂心境さえも到達することが難しくなるのです。 だから基礎研鑽の一端とは言え、二次元意識の段階も誠に重要な魂心境である為、心して日々の積み重ねを疎かにしてはならないのであります。 三次元意識以降の魂心境は次巻以降に譲ることにしますが、二次元意識の魂心境としての最終章として、相体について暫く言葉を綴ることになります。 二次元意識の魂段階は自分を知り(一次元意識)相手を知る(二次元意識)魂心境である…。 自分だけの尺度で個人の思い通りに生きてしまうのが一次元意識人間でありますが、二次元意識人間は自分以外の考え方も有るという認識を得た魂心境であります。 そうなると幼い子供のように自我を押し通す一次元意識とは違い、もう少し慎重に他者を観察することが出来るのが二次元意識人間であります。 しかし二次元意識人間には二種類の人種が存在していて、下向き(一次元意識に向かう)な二次元意識と、上向き(三次元意識に向かう)な二次元意識に分けられると言う事でした。 本来の二次元意識人間の正しい在り方は、上向き(三次元意識に向かう)な二次元意識であります。 何故なら二次元意識の魂心境は、普段の心掛けで魂心境が上向きになるか下向きになるかの何方かしか無く、二次元意識体として完結する拠り所は存在しないからであります。 二次元意識(相対的な他者認識)を常に上向き(三次元意識に向かう)にと心掛けることによって、始めて二次元意識としての現状維持が果たされるのです。 |