100 二次元は三次元意識の道標
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最後に相対原理(二次元意識)の纏めとして、簡単な振り返りをしておきます。 二次元意識は相対的な知識を得意として、一次元意識の自己限定と比較すれば観察力に優れた魂心境を有しております。 そうした二次元意識人間には二種類の人種が存在すると言う事でした。 一つ目は上向き(三次元意識に向かう)二次元意識人間であり、二つ目は下向き(一次元意識に向かう)二次元意識であります。 上向き(三次元意識に向かう)の二次元意識人間は、やがて魂が昇華して、名実共に三次元意識の魂心境を獲得することになります。 方や下向き(一次元意識に向かう)の二次元意識人間は、行く末は魂が退化して、名実共に自我尊重(一次元意識)に拘り囚われる魂心境に堕落してしまいます。 二次元意識人間には二次元の固定(安住)意識は存在せず、感覚・感情の風向きに従ってベクトル(上向き・下向き)を変える風見鶏のような立場にあります。 つまり現在只今の心の状態(良し悪し)によって、気持ちが上方を向いたり下方を向いたり、様々な変化を現してくるのです。 こうした気分屋的な性格が現れやすい理由は、魂が自我尊重(自己中心)に片寄っていることが最大の理由であると言えるのです。 要するに自意識過剰な状態に在ると言う事で、この自意識(自我)が強い分だけ視野が狭く窮屈な思考に陥り易いと言う事です。 不安定な魂心境に置かれた二次元意識人間たちは、或る意味で一次元意識人間よりも厄介な人種であります。 恐らく自己限定(固定観念)が著しい一次元意識人間の方が分かり易く扱い易い性質である。 彼ら(一次元意識人間)は拘り囚われが深い分だけ、凝り固まった人格を読み取り易いからであります。 それと比較すれば二次元意識人間は、その日の気分で言動が変わってしまいます。 気分屋で在りながら事細かな心の調整が苦手であるのが二次元意識人間の特徴でもあるのです。 しかし二次元意識の魂心境が不安定な状態に在るということは、心の調律(現状把握・軌道修正)を怠らなければ、二次元意識の相対原理をクリヤして、三次元意識人間の魂心境を獲得することも可能であります。 貴方も一次元意識・二次元意識の隠れ蓑(自我尊重)を投げ捨てて、三次元意識の魂心境を目指して致だきたい。 それが地上人間としての最低基準とも言える、公的意識を身に付けた三次元意識人間の魂心境であるのです。 |