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父心 柱となりて 家族愛

 

 

宇宙には核となる中心があります。

太陽系には太陽という絶対的中心があり、地球にも地殻(地核)という中心がある。

核となる中心があることで、明確な宇宙の運行が保たれているのです。

そこに現れているものは宇宙の秩序であり、この宇宙秩序が総ての生命の体内時計の源となっています。

時間という精神的中心柱は、宇宙秩序を保つためには原点に当たる存在で、生命間の相対的誤差を測る際の基本的な原点になります。

家屋の構造をみても中心には大黒柱が必要で、その中心柱から左右対象に展開する構造が、最もバランスのとれた家屋になるのです。

これは人間関係に於いても同じであり、複数の人間が集まればメイン(リーダー)となる人が必要で、その中心人物を立てて展開する人間模様は、誠に安定した人間関係になる…。

家族に於いても家庭の大黒柱となる父親を立てることで、梁となる母親の親権が始めて正常に機能するのです。

そのために父親には家庭の総ての責任を背負う覚悟が必要になります。

こうしたことから時間を担う縦の糸は父親であり、空間を担う横の糸は母親になります。

近年は中心不在の人間関係が横行して、責任の所在も解らぬまま有耶無耶にされる大人が増えています。

責任感の足りないものをリーダーに据えることは間違いですし、個人的な願望を得るために中心に立ちたがる無責任人間を取り立てる人事も迷い事であります。

中心人物には一大責任が伴なうことを熟知した上で、家族の平安を守るために(国家の秩序と調和を守るために)一命を投ずる覚悟で、中軸に立つ真なるリーダーが望まれるのです。

そうした徳性を有した人が中心に立ち、大黒柱として正しく機能することで、本当の安定と幸福が約束される。

また中心者を蔑ろにする自我我欲者が多くなると、国家さえ崩壊しかねない事実は、日本の歴史のみならず、世界情勢を見渡せば一目瞭然です。

 

 

 

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