100 思念想念のブーメラン伝播

 

悪意は我より出でて我に帰るということでしたが、思念想念が単純に行って帰るだけではない。

思念想念は虚空を飛び交い、同質のものと引き合うようにマッチして、凡ゆる場所で様々な人を介して、思念想念を増幅させるのであります。

そうして悪意は極悪意へと変化して(善意は最善意へと変化して)人から人へと伝播するのです。

自分一人の小さな呟きでさえも、最初は些細な思いであったとしても、人から人へと伝播する間に深刻な憎悪に膨れ上がる可能性がある。

それは山間の奥地の岩肌から滴る水が、下流に流れる間に他の支流と合流しながら、やがて滔々と流れる大河になるように、最初の投滴が些細な呟きでさえも、人から人へと伝播する間に強大な悪思念(集合霊体)に育ってしまう。

このように現代の八岐大蛇(暗黒思想)は自然発生して世の中を闊歩しているのです。

つまり自然発生した八岐大蛇は人災である。

いきなり現れた八岐大蛇が、まるで台風か竜巻の如くに人々の心を狂わせながら進んで行きます。

しかもそのスピードは牛歩のように遅く、時には長期に渡り停滞するのです。

停滞する場所には八岐大蛇の好物(悪思念)が多く沸いてくる地域である。

この八岐大蛇の餌を吐き出している主原因が、人間社会に渦巻く悪意悪念なのであります。

このように一人々々から沸き出す悪思念の集合霊体が現代の八岐大蛇の真なる正体である。

しかもこの八岐大蛇には数々の悪霊悪魔が憑依して更に深刻な迷妄憎念になりつつある。

こうした悪の権化(八岐大蛇)の派生に加担してはならないのであります。

何処かで誰かが悪の連鎖を断ち切らなければならない。

ここに真なる勇者の出現が待たれるのです。

自分一人の体裁や自己都合に拘るような者は、その的(利害)を八岐大蛇に狙われて一呑みされる運命にあります。

真なる勇者は光の剣(謙虚の徳性)を附帯しているはずです。

しかも叡智を働かせて確実に八岐大蛇を退治するのであります。

八岐大蛇は集合霊体(国御霊・型御霊)であるがゆえに、核となる悪心棒を断ち切れば数々の憑依悪思念は離散を余儀無くされるのです。

しかし八岐大蛇に軟弱な精神のまま闘いを挑まないように…。

徳者は脚腰(基礎研鑽)を鍛え、体力(忍耐力・霊耐力)を育み、天から授かった神剣(叡智)を使いこなせるように自己鍛錬してから聖なる闘いに臨むのであります。

 

 

 

33 霊性開示 【暗黒思想編】