102 誰もが隠し持つ因縁の種

 

人間は地上世界と霊的世界を転生輪廻しながら、永遠の生命を果てなく続ける夢旅人であります。

誰もが数えきれない過去世の記憶を持っている。

魂の分身(兄弟姉妹)として枝分かれたり、遠い星間を渡来して新たな環境で魂修行を始めたり…。

その間に人格霊格を高めたり低めたり…と様々な転生を経験しております。

地上的感覚に毒されたまま霊界に帰れば、地上の感覚に程近い低層霊界で魂を迷わす人も多いのであります。

人が心に隠し持つ極度な興味関心事は、人知れず精神を鈍重化して長らく浮かばれない霊体質のまま地表近くを彷徨うことになるのです。

心の中にブラ下げた的(因縁の種)は同質の矢(思念想念)に射抜かれて、益々地上的感覚の泥沼に嵌まり込んで身動きが取れなくなる。

突き刺さった毒矢(後悔の念)を抜いて早急に手当てをしなければならない。

先ずは応急処置が最優先であり、その後に根本治療を施すことになります。

隠し持つ因縁の種がある限り、毒矢は繰り返し飛んできます。

因果応報を起こさしめている主原因は他者にある訳ではなく自分側にあります。

それを何時迄も認めず他者転嫁ばかりしていては原因追及でさえままならない。

潔く運命を受け止めて、勇気をもって自己内部改革を着手するべきであります。

因縁の種を何時迄も放置しておくと、癌細胞の如く心の世界に転移するのです。

しかもこの転移は自己内部のみではなく、人から人へと伝染するのです。

そうして時代精神までをも捻じ曲げてしまいます。

現代の時代精神の乱れは人心の乱れである。

何処かの誰かが間違った心を抱いているからと他人事にせず、イの一番に自分の心の間違いから清掃浄化する貴方であれ…。

先ずは脚下照顧を怠らない貴方であれ…。

現代の地上世界は戦場である。

言葉の銃撃を浴びることも多いはずであります。

的(因縁の種)をブラ下げて無防備に歩いている者は、狙い撃ちされても仕方がないのである。

狩猟的に因縁の種を銃撃する迷妄者も身を潜めているのです。

早々と的(因縁の種)を取り除いて、因果応報を超越する貴方であるように…。

因縁の種を取り除いて真理を悟った徳性求道者のみが、人類の心の扉を開く正しい担い手になるのであります。

 

 

 

33 霊性開示 【暗黒思想編】