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019 燃え盛る情念は己心にあり |
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嫉妬深い人間は、兎にも角にも相手を裁いています。 心の中は燃え盛る怨念で焼け野原になりつつある。 全てが焼け野原になったなら、そこには虚しい風が吹いているだけであり、気力も体力も落ちて、深い脱力感に苛まれるのです。 ただ一つ気力を取り戻すものがあるとすれば誰かに対する嫉妬心(付け火)と、燃え広がる怨念(延焼)であります。 そうして益々自分自身を犠牲者に祭り上げ、相対する人を加害者に仕立てるのです。 そこに怨霊(悪霊)が集って燃え盛る情念を故意に煽るのです。 大抵の人は自分の人生を狂わせたのは怨霊ではないかと、祈祷師や霊能者に御祓いを頼んだりしますが、たとえ祈祷師や霊能者が悪霊を祓ったところで、本人の心持ちが何ら変わらないならば、いずれまた同じ怨霊が舞い戻り、以前と同じ嫉妬怨恨を繰り返すことになります。 更に祈祷師や霊能者に御祓いをされた側(悪霊側)とすれば、勝敗に負けた悔しさを晴らさんが為に、今度は怨霊仲間を引き連れて戻って来ます。 彼らからすれば負けた悔しさの仕返しなのでしょう。 そうして再燃した嫉妬怨恨は更に深刻さを増して、世に増えた凶悪犯罪に身を落とす人も出て来ています。 こうした経過を冷静に客観視すれば嫉妬怨恨として燃え盛る情念の火種は、常に本人の心の中に存在すると看破しなければならない。 己心の魔は自身の心の中に居て、外部から憑依する悪霊を手招きしているのです。 敵は本能寺にあり…。 他人を怨んで裁く前に、自分の心に諸悪の根源が存在しないかどうかを自己チェックすることが先決である。 他者の言動に悪事を見い出し易い人間は、本人自身の思考回路に同じような悪思念が多く存在することを暴露していることになる。 言うなれば解り易い人間であります。 問題解決は根本原因にこそメスを入れなければ終わりは来ないのです。 様々な病気も早期発見で簡単に快癒しますが、精神の病も早期発見(小さな反省)で事無きを得る。 心を省みることもなく好き勝手に生きて手遅れにならぬよう、反省回顧の習慣を身に付けて、自らの意志で己心の魔を見つけ出し放逐する貴方であるように…。 それが嫉妬怨恨の怨霊スパイラルから奇跡の生還を果たす一つのコツでもあります。 |