|
029 悪魔と天使の駆け引き |
|
人間の心は善にも悪にも揺れ動きます。 意思の選択は自由自在でありますが、そこに自発的な善事を選択する姿勢が徳性となって育まれる。 こうした選択心を迷わすものが己心の魔であるのです。 己心の魔が威嚇の如く強要してくるものは個別の優位である。 自分だけの優位(比較による優位感)が意識に多く浮かぶようであれば注意が必要です。 自分だけが幸せになれば良いと思うようになると重症であります。 そうした人間は悪魔(己心の魔)に完全支配された状態である。 何度も繰り返しますが己心の魔は利己心の権化です。 お山の大将を目指して他人を見下すことを好む自己中心意識が悪魔の正体である。 自己中心意識では社会の秩序と調和は保てないのです。 この秩序と調和を崩す目的が悪魔の行動原理であるのです。 その歪んだ目的の為に尤もらしい問答をしてまいります。 自分だけが楽しければいいんだよ…と。 他人のことは気にしなくてもいいんだよ…と。 誰にも気付かれなければ道を外していいんだよ…と。 感情のままに突っ走る方が人間味があるんだよ…と。 このような自分だけの優位に繋がる損得勘定を押し付けてくる悪魔の囁きに負けてはならない。 こうした悪魔の囁きに負けた人間は徐々に五毒(我欲・欺瞞・愚弄・下劣・傲慢)に侵されて、私利私欲の為なら何でもありの犯罪者に身を落とすのであります。 人間の心の中には誰もが神に通ずる善意があります。 この善意は魂の本質(生命の実相)であり、神の子としての正しい意識であるのです。 悪魔の囁きが聞こえてきたならば直ぐさま神の子としての天使の言葉で対抗しなければならない。 自分自身の感情を説得出来ないようでは他人の悪態を説得することも出来ません。 心というパンドラの箱の中には悪意が満ちていたとしても、その奥底には小さいながら希望も同居しているはずです。 誰もが心の奥底に隠し持っている希望の天使を、どうか日の当たる場所に導き出してあげて下さい。 貴方が希望を捨てない限り悪魔との駆け引きも、天使は負けることなく貴方を未来に導いてくれるでありましょう。 |