034 隠し持つコンプレックス

 

 

人間不信に落ち込む人は、心の中に人には言えないコンプレックスを抱えています。

そのコンプレックスを押し隠す為には他者批判(攻撃)して意識を反らす躁病者や、身の回りに強固な壁を作って陰に籠る鬱病者になり易い…。

人間不信は専ら後者(鬱病者)であります。

他人にコンプレックスを曝け出すことは自己否定に繋がり、本人の精神が軟弱であればコンプレックスと心中をして死の淵へ自分自身を追い込む人も出てまいります。

何れにしても視野は狭く、自分のことで精一杯な状態で、他者の気持ちを思い遣る心も閉ざされています。

本人にとってのコンプレックスを真正面から受け止めるには勇気が必要です。

勇気というものは愛の想いが行動に移り変わる際に湧き上がる気力なので、そこには他者への配慮(想い遣り)が必要不可欠であります。

つまりコンプレックスは愛の想いを深めることで、貴重なキッカケとなり尊い経験値となって、人間形成に役立つ魂の教訓になる。

自分にとって最も触れたくない内容が、実は真人間として覚醒するための鍵(核心)に当たる教材であるのです。

世に出た大宗教の教祖は、自身のコンプレックスを克服することで悟りに至ったはずです。

また人類の共有コンプレックスを克服することで大悟に至ったはずです。

むしろ人間にとってのコンプレックスは、地上世界に舞い降りた自分自身が成すべき使命役割を想起するために、自ら心に携えて地上に生まれ出た気付きの材料であるのです。

だからこそ人間不信に繋がるようなコンプレックスを避ける人生は不毛である。

コンプレックスに触れたくないばかりに眼を閉じて裏街道を歩くのなら、生涯を孤独の淵に落とした魂の廃人となってしまいます。

そうした人に必要なものは二つあります。

一つは未来を描く希望であり、いま一つは大切な人を守るための勇気である。

同じような苦しみ悲しみを持つ者は世間に溢れているのです。

そうした人々を心の底から救うことが出来る者は、同じコンプレックスを克服した(同痛同悲の気持ちを理解した)勇者のみであります。

 

 

 

33 霊性開示 【暗黒思想編】