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053 良心を捨てる感情陶酔 |
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感覚陶酔は広く世間に浸透しやすい毒酒でありますが、感情陶酔も現代病と言える危険な自己陶酔であります。 人から人へと伝わる感情を操作されたなら社会問題に発展します。 その最たる危険は現代のメディア・マスコミにある。 善意も悪意も大量に発信できるメディア・マスコミは、欲望産業の片棒を担いで、知らず識らずの間に洗脳電波も発信しています。 その電波を繰り返し発信することで洗脳される視聴者も出てくるのであります。 マスコミの旗印は報道の自由であるが、そこには本当の正義があるのでしょうか…。 本来の正義とは何であるかを突き詰めて掘り下げたでしょうか…。 人間心理を真実のまま見れない人間が追求する真理とは何なのでしょうか…。 自分(自社)の都合だけの真理は、もはや真理ではなく独善であります。 人間が独善に走る背景には、必ずと言ってよいほど感情陶酔が付き纏っています。 それは自己過信であり傲慢自惚れである。 感情陶酔の深刻さは着眼点が常に自分であると言うことです。 客観視が出来ない人間の感情は自己統制の意識がありません。 つまり自分の感情でありながら自分の意志で操作出来ないと言うことであります。 こうした傾向性の人間は程度の差こそあれ現代人には多くなりました。 沸き上がる感情の中には去来する思念想念も多いのです。 自分以外の悪想念に取り憑かれても、客観視(自己チェック)されないまま思い付いた考えを其のまま感情的に吐き出す人も多いはずです。 こうした人間が増えれば必然的に世の中は混乱します。 国会中継の中で国民の代表とも言える政治家が所構わず野次を飛ばし、マスコミの取材は私生活の便宜もなく、身近な人間関係に於いても自論を押し通す無配慮人間が居る。 全ては感情陶酔の魔の手に落ちた憐れな人間の末路なのです。 貴方の心(感情)は誰のものですか…。 その感情(良心)は間違いなく自分のものなのです。 自分の感情であるからこそ貴方自身に、貴方が発した感情の責任が伴なうのであります。 |