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073 我欲…自己中心の権化 |
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ここでは第9章として五毒三迷を語ることにします。 人間の精神を腐らせる五毒には、我欲・欺瞞・愚弄・下劣・傲慢という5つの混迷猛毒があります。 更に人間の精神を迷妄に走らせる三迷には、羨望・乱暴・陰謀という3つの誘引迷妄があるのです。 まず最初に我欲について説明します。 人間の肉体生命は地上世界を生きるためのボディースーツである。 この地上用の霊衣服は、肉体を維持継続させる為の様々な内的要求を欲してまいります。 その代表格が食要求・性要求・眠要求である。 三大欲求と言われる食欲・性欲・睡眠欲は、基本的な必要要求のシェア内であれば、むしろ人間の社会生活を潤おす大切な機能で、こうした内的要求まで否定してはならないのであります。 厳しい修行に明け暮れる荒行修行者や、過酷なダイエットに臨む者たちは、こうした内的要求さえも断絶してしまうのです。 これは肉体生命に対する断罪であるので戒めなければならない。 しかし最も戒めなければならない大罪は、内的要求を満たされない欲求に走らせる罪であります。 肉体生命を維持継続させるための基本的な必要要求シェア内であれば、人間の身体は調和の保たれた健康体で居られるのです。 それが過度の欲求に苛まれると、喉の渇きを塩水で満たそうとするような渇欲に陥るのである。 もちろん基本的な必要要求シェアには個人差がありますが、自分自身のボーダーラインを引いて自制する意志も必要である。 ここに自制が効かないと自分勝手な解釈をする自己中人間になるのであります。 我欲とは自己中心の権化である。 溜めが効かない我儘人間の行く末である。 自分が自分が…と、我を張る習性が身に付いてしまうと、なかなか覚醒が出来ない身体(精神)に成ってしまいます。 我欲の毒酒は悪酔いが深いので注意が必要です。 毒酒には悪種の霊憑依が付き物であり、特に五毒三迷には悪魔の類が関わってくる…。 悪魔の質が悪い理由は、一度憑依されたなら容易く開放してくれないのが悪魔の類なのであります。 従って我欲は強欲に深まりながら身の破滅へと走らせるのである。 過度の欲求が出始めたなら注意が必要です。 時折り心を顧みて自己チェックする習慣を身に付けて致だきたい。 心の暴れ馬は理性の手綱で捌かなければならないのです。 その暴れ馬の手綱は心の騎手(持ち主)が主体的に捌く以外に完結は有り得ません。 |