076 下劣…自尊心の権化

 

 

下劣という言葉じたいは、あまり普段は使われないかも知れませんが、現代人に当て嵌まる下劣は、品格のない思考言動であります。

しかも下品で卑しい性格が魂の傾向性として習慣化すると、社会人としての節度・モラルに欠けた言動が多くなります。

下劣も五毒の一つである。

しかも人格としての品位を貶める猛毒であります。

残念ながら下劣の猛毒は麻痺が早く、迷妄者自身には気付き難い品格崩落である。

この下劣も三相応(人・時・処)を弁えない人間の迷妄状態であって、この三相応の一つでもズレるとコミュニケーションとしても最悪の部類になるのです。

世の迷妄者は下劣をコミュニケーションの一つだと思い込んでいます。

思い込みは軽い自我迷妄症状でありますが、これが固定観念(決め付け)にまで固まると、立派な精神異常者に成り果てるのです。

人間関係は距離感が大切であると以前にも語りましたが、下劣に明け暮れる迷妄者たちは程良い間合(距離感)が取れません。

そのため何時までも相手の心が傷付いていることに気付けないのである。

また最も厄介な下劣迷妄者は、内に秘めたコンプレックスを隠さんがために周囲を汚す汚濁人間であります。

コンプレックスを隠し持つ迷妄者ほど自尊心も高く、開けっ広げな性格であればコンプレックスは早期に克服するが、頑なに自身のコンプレックスを守らんとする迷妄者は、周辺汚濁を敢行してでも自尊心を守ろうとするのです。

そのため下劣の悪癖に終始することになります。

こうした悪事を自らの出世のために躍起になって行なう人間を、皆さんも日常茶飯事として見ているのではないでしょうか…。

このような下劣人間が現代は増え続けています。

また下劣な言動で笑いを誘うのがコミュニケーションの一環だと勘違いする人も居るはずです。

バラエティー芸人の下劣言動を其のまま真似て笑いを取ろうとする迷妄者には、相手の気持ちを察する心のアンテナが故障した状態にあります。

こうなると当然の話で下劣言動は止まることを忘れ、他者汚濁の環境汚染が虚しく広がり続けることになります。

下劣迷妄者が頑なに守っている自尊心とは何でしょうか…。

それは忍耐力が著しく乏しい軟弱な心(精神)であり、歪んだ魂の現状を認めたくない我儘な心でもあります。

 

 

 

33 霊性開示 【暗黒思想編】