079 乱暴…焦燥感の迷走

 

 

人々を迷妄に走らせるものに乱暴があります。

これは単純に力の倫理に頼る心である。

物事の判断に於いての解決策を何時も腕力で決めようとする人間。

そうした人間も現代人には多くなっております。

彼等が解決策を力の倫理に頼る理由は、思考を働かせることが億劫になっているからです。

力量の大小高低は目に見える判断規準としては分かり易いのです。

しかしそれでは魂の退化に繋がるため、ますます精神論は邪険にされる…。

そうして真なる人間性は益々閉ざされるのであります。

本来人間は神の子である。

自由自在な意識(創造の自由)を有し、選択の自由を与えられているのです。

精神性を閉ざしてしまうなら機械仕掛けのカラクリ人形になってしまうし、溢れくる感情も枯渇してしまいます。

やがて人類はロボットに成り代わるかも知れません。

まさに機械仕掛けのロボットは力の倫理の極致である。

そこに奥深い判断規準を挿入するものはコンピューターに成り代わります。

コンピューターは人工頭脳である。

人間が意識を使わなくとも、その頭脳を肩代わりしながら判断を下すシステムは、機械的な力の倫理に他なりません。

本来の人間に宿る魂は、神の子としての運命打開能力を意識の中に携えています。

この霊性能力はコンピューターでは実現出来ないのである。

コンピューターは蓄積の科学であり模倣の倫理であります。

新たなものを白紙の状態から創造進化させられるのは人間の霊性のみであるのです。

それを機械的装置に頼るのなら人間の霊性は益々閉ざされ、暴力的な力の倫理に全ての解決を頼るしかない…。

純粋な魂は常に進化を求めます。

それなのに生命の出口(心)に蓋を被せれば、心が抱く焦燥感は其のままストレスとなって膨らむのである。

閉ざされた衝動は抑圧された内部エネルギーとなって、言葉にならない威圧を繰り返して来ます。

ここで徳性なき人間は衝動的な乱暴狼藉に走ることになるのです。

現代の迷妄者は乱暴(言葉による悪口も含めて)を自己操作することが出来ません。

心の抑圧(ストレス)を回避する能力は、徳育なき現代には育たないのであります。

 

 

 

33 霊性開示 【暗黒思想編】